経営学科の特徴
 札幌大学の経営学部の学部創設と同時に開設されたのが経営学科です。今日の特徴をあげますと,次のように,厚みのある経営学を理解できることです。

日本的な経営を理解できる
 1980年代,日本的経営は世界中から評価されました。今また,日本企業の復活とともに,今日の時代環境を切り開く日本的な経営の優れた点が再評価されつつあります。札幌大学経営学部には,日本的な経営を研究するスタッフが揃っています。そして,大企業の経営だけでなく,わが国企業の99%を占める中小企業の経営についてもスタッフが揃っています。学生諸君は,日本的な経営について多様な側面から理解できます。

グローバルな経営を理解できる
 国内企業の経営だけでなく,アメリカやイギリス,フランスなど欧米の経営学を研究するスタッフ,中国や韓国などアジアの経営を研究するスタッフがいます。今日の経済はグローバル化の進展によって,世界的な取引が行われ,また市場のなかでさまざまな国の企業が競争するようになりました。そして,外国企業で働くことも珍しくありません。グローバルな経営を知ることはますます重要になっています。

北海道の特質に合わせた経営を理解できる
本 グローバル化が叫ばれますが,一方で地域の特殊性を無視した経営は成立しません。企業経営は地域の特質にも目を向けないと顧客を獲得できないのです。また,意欲にあふれた活気ある企業を形成できません。
 「北海道の企業経営」や「北海道経済論」などの科目のように,北海道という地域に焦点を合わせた経営を理解することができます。そして,経営学科は激動する国内企業経営に注目した多数の科目群があります。同時に,「国際ビジネス論」「アジア経営論」のようなグローバルな経営も学べます。
 北海道,日本全体,そしてグローバルという3つの領域から,厚みのある経営学を学べるのが,経営学科の特色です。