「日本企業における人事労務管理,雇用管理の変化」について, 特に企業が積極的に導入している「成果主義・能力主義管理」 について学ぶ。 |
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専門ゼミTでは,近年の「日本企業における雇用管理の変化」について学びます。長引く景気低迷の中で,企業はこれまでの集団的で画一的な雇用慣行から,個々人の努力と企業への貢献度に見合った処遇を中心とした「成果主義・能力主義管理」へと,急速な転換を図っている。こうした一連の現状に関して,働く者としての対応策などに焦点を当てて具体的に学ぶことにする。 専門ゼミII・IIIでは,「日本の企業における人事・労務管理」について学ぶ。特に近年,企業が大いに取り組んでいる「成果主義・能力主義管理」について詳しく学ぶことにする。 専門ゼミIV・Vでは,卒業年次であるので,「社会人になるための基礎準備」を課題とする。したがって,討論能力を身に付けることと,全員が卒業論文を完成することを到達目標とする。なぜならば,自分の考えを論理的に書き表すということは,大学教育を受けた証でもあるからである。なお,自分の問題意識がはっきりしない,あるいはどうすれば良いか分からない学生には,個別に相談に乗り,プランの立て方,資料の収集方法など,卒論の書き方についてアドバイスを行う。 このゼミの一番のポイントは,皆が最終的にしっかりした卒論を提出し,大学で学んだと言えるようにして卒業させることである。そのためには,つぎのような募集資格をクリアする者であること。 1.明るい性格で責任感が強く,真面目さは他者に負けないと自負できるものであること。 2.本ゼミナールへの応募動機を1枚に書きまとめて提出すること。 3.毎回,真面目に出席できる者であること。 専門ゼミI 3〜4名の小グループ(班)を作り,レジュメを作って発表し,それについてみんなで討議していく形式をとる。例えば,司会者,レジュメの作成担当者,用語解説者,といったように,各自が役割を分担し,みんなで討議して認識を深めていく形式をとる。因みに,最初の講義時間は,レジュメのつくり方の基本について説明する。本ゼミナールの最終目的は,経営学を専攻した者として,日本の企業で行われている日本的経営方式がどのような内容であるかを,ある程度理解することにある。そして,ゼミナールという小集団の場を通じて,自分の頭でものごとを考え,発言するという,自身感を持てるようになることである。 専門ゼミII・III 失われた10年とも言われるほど長引く日本の景気低迷は,かつてのように,大卒者なら,余程のことがない限り,ほとんどの学生がどこかの会社に就職していた大卒者を,いまや,失業者,もしくはフリーター等の非正規社員へと追い込んでいる。すなわち,大学を卒業する直前,(遅くとも3〜4ヶ月前)には,企業規模の大小はあるが,どこかの企業に吸収されていた大学卒業者の就職が大変厳しい状況に置かれている。 本ゼミナールでは,このような厳しい状況に対し,企業はどのような施策を取っているのか,そして,それは今後どうなっていくのであろうか。それに学生諸君は,どのように対処していくべきであろうか,といったことについて,学ぶことにする。 このため,小グループを作り,グループごとに関心事をピックアップして,レジュメを作って発表し,討議する形式をとる。 専門ゼミIV・V 本ゼミでは,まず授業の初めに右記のような作業を行う。 1. 全員,将来,自分が進みたい業界(就職希望先)についての考えをA4の紙1枚に簡単に書いて提出すること。 2 .それぞれの選択した内容について,全員で討論する。 3.確定済みの者は,計画作成に入る(個別相談)。 このゼミナールでは,上記のプロセスのもとに,各自の卒業論文のテーマ関連した指導を行う。すなわち,各自の関心事のもとに卒業論文プランを立てて,そえを毎回,ゼミナールで進行状況をレジュメを作成して報告してもらい,それについて,全員に何らかのコメント(討論)をしてもらう。 なお,就職活動に備え,企業の面接にどう対処すべきか,そして自分はどう努力すべきかについても学ぶことにする。 |
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明 泰淑 (みょん てすく) |
【出身】1957年8月,韓国・ソウル。 【最終学歴】 龍谷大学大学院経営学研究科博士後期課程修了(経営学博士)。 【専攻科目】経営行動科学,人事・労務管理論,女性労働問題。 【担当科目】労務管理論A・B,外書購読A・B。 【趣味】旅行,テニス,音楽鑑賞など。 【研究テーマ】 韓国,中国,ベトナム所在の日系・韓国系多国籍企業人事・労務管理の実態調査研究。 【社会的活動・学術活動】 (1)著書・論文等 1. 「低成長下の日本の女性労働」,韓日経商学会編『共同国際学術大会発表論文集』2004年8月 2. 「IMF経済危機と韓国の女性労働」,国立海外社会保障・人口問題研究所編『海外労働問題研究』第146号,2004年3月 3. 「日本の大学生」,経営学全国四系列会議編『外国人教授が見た日本の大学』中央経済社,2003年9月 4. 「韓国企業における男女雇用平等法の14年目の現状と課題」, 山岡子他編『グローバル化と雇用平等』学文社,2003年3月 5. 「韓国企業の非正規雇用と女性労働」,労務理論学会編『労務理論学会誌』第12号,晃洋書房,2003年2月 6. 「グローバル・スタンダード人事管理に転じた韓国企業」, 守屋貴司・平澤克彦編『国際人事管理の基本問題』八千代出版,2001年5月 (2)学会報告,講演等 1. 「低成長下の日本の女性労働」,韓日経商学会第10回国際大会自由論題報告,2004年8月,ソウル大学 2. 「韓国企業の非正規雇用と女性労働」,労務理論学会第11回大会自由論題報告,2003年6月14日,日本大学 3. 「日本と韓国の壁が消える」,平成14年度第23回札幌大学公開講座講演集『新世紀における日本とアジア』札幌大学,2002年9月27日 (3)社会的活動 1. 比較経営学会理事,2006年5月〜 2. アジア経営学会評議員,2003年〜現在。 |
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