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更新履歴・お知らせ
  • 2012年10月16日
    大会プログラムver.4(報告タイトル等一部修正)を公開しました(詳しくは、こちらから)
  • 2012年10月11日
    大会プログラムver.3(司会・コメンテータ一部修正)を公開しました。

  • 2012年10月9日
    大会プログラムver.2(司会・コメンテータ有り)を公開しました。

  • 2012年10月1日
    大会参加事前申込みを開始しました!!
    ※会員宛に振込用紙を発送しております。10月16日(火)までお申し込みください。


  • 2012年8月6日
    自由論題・院生自由論題・特定自由論題の発表申込み期間を延長しました。
    (延長期間:8月20日まで)
    ※詳しくは、「研究発表申込み」のページをご確認ください。

  • 2012年7月6日
    自由論題・院生自由論題・特定自由論題の発表申込みを開始しました。
    予稿原稿の執筆要領を一部変更しました。ご確認をお願いいたします。
    大会参加費を掲載しました。

  • 2012年6月6日
    日本情報経営学会第65回全国大会Webサイトを公開しました。



大会・理事会開催日程

【大会開催日程】
場所:青森公立大学(青森市大字合子沢字山崎153番地4)
大会開催日:2012年10月27日(土)・28日(日)

【理事会開催日程】
場所:青森県観光物産館「アスパム」(青森市安方1丁目1番40号)
理事会開催日:2012年10月26日(金)

開催要旨

統一論題

リスクマネジメントと情報経営教育


改めて言及するまでもなく、今日、企業はもとより、この社会に存在するあらゆる組織体は、実にさまざまなリスクに囲まれて事業を行っております。為替レートの急激な変動、競争環境や競争ルールの変化、法・制度改正、原油価格高騰、投資の失敗、経営幹部の不祥事、不正経理、欠陥商品、技術革新、情報漏洩、コンピュータネットワークへの不正アクセス、自然災害など、枚挙に暇がありません。こうしたリスクへの状況適合的な対応が、今日の複雑化した産業社会で活動する企業や組織体にとっての喫緊の課題となっています。潜在するリスクを予知・予測し、適切な予防措置を講じ、企業が不幸にも突然のリスクに晒される事態が発生してしまった場合には速やかに対応策を講じていかなければなりません。今や、リスクマネジメントは組織体にとって必要不可欠のマネジメント手法の一つとなっております。また、リスクマネジメント能力を身に付けた人材育成も、組織体にとって急務の課題となっています。

一方、私達は、さまざまなリスクに見舞われるたびに、それへの対応が、実は情報活用のプロセスそのものであることを思い知らされます。すなわち、リスクマネジメントにおいては、品質の高い情報の生成・流通・利用に関わる全般的組織能力という意味での、情報活用能力の如何が問われることになります。

しかしながら、残念なことに、リスクの予知・予防・対策が企業始めいろいろな組織体において喧しく議論されることはあっても、それが正しく情報活用問題そのものであることがはっきりと意識されることはあまりないと思われます。実は、この点こそが究極のマネジメントリスクかもしれません。何故かと言えば、この認識の欠如が、あらたな二次的リスクを招来し、組織体を再生不能な危機に陥れることさえあるからです。

翻って、リスクマネジメントの重要性があらためて認識される時代状況下において、われわれは、情報経営教育の新たな視座の設定が要請されていると考えます。すなわち、その視座とは、産業人材の養成を指向した情報技術教育を超える、社会基礎力としての情報活用能力の醸成、と認識いたしております。

この大会では、本学会がこれまで蓄積してきた学術研究成果を大いに社会に還元すべく、情報経営教育の社会的重要性を再認識しつつ、安全かつ健全な産業社会の建設に貢献しうる情報経営教育の理想像とその実現方法について真摯に論議をして参りたいと願うものです。

このような意図の下、本大会では『リスクマネジメントと情報経営教育』を統一論題として掲げました。皆様の活発な討議への参加をお願いする次第です。


日本情報経営学会第65回全国大会
実行委員長 藤永 弘

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