日本文化といえば歌舞伎や茶道を思い浮かべるかもしれない。あるいは坂本龍一の音楽やイッセイ・ミヤケの服飾デザインを思いつくかもしれない。この授業では留学生たちが大学で日本の歴史や、地域の社会や文化について学び、自分の生まれ育った国や地域の文化との比較研究をはじめるに当たって、基本的で重要だと思われるいくつかのことがらを学ぶ入門講座です。
日本文化に接近するための第一の視点は、列島がいつの時代にも海外へと向かって開かれていたこと、海に囲まれてあることは孤立を意味していないということです。
第二の視点は、日本文化と一口にいっても一律ではないこと、地域差がありその違いは面白く重要です。特に西と東の歴史的、文化的な違いに注目すること。
第三は、伝統文化と現代文化との接点はどこに、どのようにあるのかを考え、その断絶の様相も把握しようとする視点である。
イメージや映像を使い、テキストも読みながら、生活習慣に関わるトピックスもとりあげて具体的に話したい。
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外国から見た「日本」のイメージ
日本の歴史――時代区分について
古代の歴史と文化――イメージを手がかりに
中世の歴史と文化――イメージを手がかりに
近世の歴史と文化――イメージを手がかりに
生活習俗・習慣などについて。ex. 祭りと神、農村と都市、
天皇について、食べ物をめぐる習慣、住まいと習慣、 など