石塚純一著『金尾文淵堂をめぐる人びと』(新宿書房)2月28日刊行

明治から大正期に
良書の出版をつづけた
金尾文淵堂店主、金尾種次郎と
文淵堂をめぐる人びとへの考察から
編集者、出版者と作家の交流を活写した、
出版文化史。

定価=2800円(税抜き)

目次より
第一章 『ふた葉』から『小天地』へ――大阪時代の著者たち
 薄田泣菫と平尾不孤 出版方針の転換 新聞小説の出版
第二章 編集者往来――東京時代
 荒畑寒村の証言 安成二郎とアルスと平凡社
第三章 『仏教大辞典』の蹉跌
 生き残った企画の中核 仏教学の成立と出版社
第四章 原稿を求めて――徳富蘆花との二〇年
 苦悩する作家 蘆花が認めた出版者 『日本から日本へ』の出版
第五章 挿画考――所縁の画家たち
 『ふた葉』『小天地』の画家たち 挿絵と本絵
第六章 粋をあつめる――『畿内見物』と中沢弘光
 洋画による源氏絵 『畿内見物』京都・大和・大阪の巻
第七章 本づくりは生のあかし――与謝野晶子
 出会いの原風景 『小扇』の出版 与謝野晶子訳の『源氏物語』 長い空白のあとに――『新々訳源氏物語』
金尾文淵堂刊行書目年表

 



石塚出版局PRESENTS

季刊『グラヌールglaneurs』創刊号

2005年2月21日発行 B5判変型判・16ページ・定価●400円
*お問い合わせ、お申し込みは石塚純一研究室へ、メールにて。

目次より
高良 勉「キチ、キチ、キチ」
工藤正廣「冬のヴィーナス」
リム・ハンチュン「Finneganの詩/血を出した詩」
〔コラム〕拾う人(1)
浦河への手紙

ジャンルは問いません。でもことばにはこだわりたい。私たちの日常のことばは果たしてどこまで届いているのだろう。親しい(と思っている)友だちだけにではなく、その後ろにいる人たちに伝わるか。雑踏の中で交わされる声のように、無数に発せられる言葉の渦から大事なことばを聞き逃してはいないか。季刊『グラヌール』は小さな雑誌、わたくしから出発し、おおやけに向います。そしてさらに向こうのコスモスにふれたい。マクロコスモスを通過してわたくしへと帰ってくる、そんな雑誌にしたいのです。わかりやすく言えば、繋ぎあえるところを探しあてたら、手をつなぎましょうというわけです。どうぞごいっしょに、どうぞよろしく。









 


 



             


           


           


           


          



           



           

 

 

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