ゼミ紹介

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<外国語学部>
ゼミナールI
科目コード:132141-01 履修コード:
泉 敬史 (イズミ タカシ)
履修学年:3〜4年次 単位数:2単位
科目区分:選択科目


■授業概要
 1.このゼミは全学部全学科から申し込みを受け付けます。ロシア語学科の諸君にとっては「本ゼミ」ということになりますが、他学部他学科の諸君は「他学部他学科履修」の手続きをして、共通科目として履修して下さい。
2.全学部共通科目で「日中関係論」、「中国文化論」というふたつの講義を開講しています。これらを受講し、何らかの知的好奇心を芽生えさせた方を学生として想定しています。未受講の場合は、日中関係や中国文化になんらかの知的関心がある方を想定します。
3.もうひとつの想定は、諸君が大学を卒業した後、社会からもっとも求められる力は「対話力」ではなかろうかということです。そこでこのゼミでは「対話力」の鍛錬をしていくつもりです。友達同士ならば共通言語をやりとりし、共通体験に関わる話題で盛り上がることができますが、初対面の相手とでも真面目にあるいは楽しく盛り上がることができる、つまり社会に共通する話題についてギロンできる力が「対話力」です。どうすればこれが身につくか、どうすればこれを伸ばすことができるかを、ともに考えたいと思います。
 このゼミではひとつのテーマを全員で追うのではなく、各メンバーが自分なりのテーマを見つけ出すことから始めます。3年次春学期のゼミTから始めて、4年生秋学期のゼミWまでの2年間をかけて、もしかすると一生楽しめるかもしれない「知的こだわり」と出会うことを目標とします。
  
■授業計画
 2年間のゼミ履修を大まかに以下の4期間に分けて取り組みます。
@リサーチ期間
まずは全員に、このゼミを選んだ心境を教えてもらいます。初回時に実施しますので準備してきてください。全学部横断のゼミですからこのプロセスにはある程度時間をかけます。講義形式の「お話し」も適宜差し挟みます。
Aテーマ探し期間
 自分なりのテーマを探してもらいます。テーマとは何か?ギロンや文章化する対象事項と捉えてください。小さくてもいいから具体的なテーマを追求します。
B手法検討期間
 自分が抱いた知的関心を、どのように満たすかを戦略立てる期間です。
C総括期間
 テーマを総括する期間です。しかし総括がこのゼミの目標ではありません。目標は、卒業後も心に抱きつづけられるような「知的こだわり」と出会うことです。ですから、在学中にこの期間を迎えなくてもかまいません。
■成績評価
 担当教員(私)とゼミ生個々の1対1対応に陥りやすいゼミ運営になります。それを避けるために、たとえ自分のテーマではなくても積極的に参画する姿勢を求めます。したがって出席を重視し、3回以上無断欠席した場合は単位認定をしません。提出物とギロンへの参加姿勢、ガイドラインに沿った進行状況の進捗により評価します。
■テキスト
「授業概要」で述べたように、共通ツールはありません。
■参考文献
適宜配布あるいは紹介していきます。
■特記事項
 「授業概要」の欄で述べた想定にあてはまる、あるいは共感するという方むけのゼミです。ギロンする時間や文章化する時間が多くなります。発言や文章作成が苦手であってもかまいませんが、やりたくないという方はお断りします。「甘いけれど冷たい」のではなく、「厳しいけれど暖かい」ゼミにしたいと思います。真剣にできる、楽しみながらできる面々をお待ちします。もっとくわしく説明を聞きたい方は、Eメール(izumi-t@sapporo-u.ac.jp)か研究室直通電話(852−9493)で日時調整の上、中央棟7710研究室に来て下さい。


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