アセチレン灯

アセチレン灯とは:
利用時代:
利用場所:
  CaC2+H2O2に火をつけると明るい炎が出る
  大正時代から昭和20年代まで
  幅広く坑内で利用された


炭化カルシウムに水を加えると、化学反応によりアセチレンガスが発生します。
このガスに火をつけると明るい炎がでます。CaC2+2(H2O)→C2H2+Ca(OH)2 の
化学式でアセチレンが生成される仕組 。これをアセチレン灯といいます。
利用場所は坑内でこれ以前は「螺灯」(または「メンサザエ」)や鉄ランプ(安
知生ランプ)などのオイルランプであったため、それらとの輝度の差は著しく、
大変重宝されて急速に普及した。
しかし便利になった反面、坑内での酸欠事故も多くなった。旧式のオイルランプ
は火力が弱いため、酸素が少なくなるとすぐに消えてしまうため、酸欠状態の良
い指標であった。しかし、アセチレン灯はなかなか消えないため、ついつい油断
してしまうと酸欠事故になった。


参照  2006.10.25  http://user.shikoku.ne.jp/peke/gara-1.html

担当:藤澤