サラトフでのシンポジウム2016年 |
今年もサラトフの研究集会に行ってきた。 1月にデムチェンコ博士が悲劇的な最期を遂げたので、弔いの意味も含めてのサラトフ行である。 |
モスクワ ホテルはイズマイロヴォの「ガンマ」。 もともとはモスクワ・オリンピックのための施設だったが、最近、改修が進んでなかなか快適。 モスクワの街も変わった。 相変わらず変化のスピードが速い。 新しい環状線。モスクワ中央環状線МЦК。 ホテルのすぐ横から出ているので非常に便利。地下鉄の切符で乗れる。 |
日本の清涼飲料の自動販売機。 缶コーヒーが80p(約140円)。 かなり良心的な値段である。
「ユニクロ」もファッショナブルなブランドとして定着している。 上から下までユニクロづくめの私はとてもファッショナブルだ。 |
地下鉄に「赤い矢」号。何かの間違いか、何かの冗談か。
一番重要な変化はレーニン図書館。 カメラの持ち込みができるようになった。 資料の複写もこれでOK。 パソコンも持ち込めるが、閲覧室にあった検索用のパソコンが普通に使えるようになったのでこれで用をすますこともできる。Pdf化された館内の資料はそのまま読める。 ワードとエクセルが入っているので作業をするうえで不自由はない。 便利な世の中になったものだ。
資料の検索も請求も電子化された。 利用者カードをかざして即座に注文できる。 ただし、定期刊行物はまだ登録していないのか、見当たらないものが・・・ 相変わらずカードで検索、請求票で請求しなければならなかった。 |
サラトフ
で、例によって夜行列車でサラトフへ。 駅前では「鉄のフェリックス」がお出迎え。 しかしなぜここに初代秘密警察長官が?聞いても誰も答えてくれなかった。
今年のお題は「チェルヌィシェフスキーと水晶宮」。 例によってかなりしどろもどろの発表ではある。
去年感じた不思議な違和感は悪い予感だったのだろうか。 博物館内に故デムチェンコ博士のコーナーができていた。 ソ連時代、それとソ連崩壊後、研究に捧げた一生だった。
墓参り。 サラトフ郊外の茫々たるロシアの大地に埋葬されていた。
墓参りのあとはカフェで一服。 博物館の近くに開店した「猫カフェ」。 日本発の文化がすぐにロシアに伝播する。
サラトフ時代のイワノフ・ラズームニクが住んでいたのは多分この場所(その後、もう一軒手前だったことが判明)。 チェルヌィシェフスキー博物館の敷地内、現在は地元サラトフが生んだ風景画家В.О. フォミチョーフの美術館が建っている。 |