2003年ヘルシンキ大学資料調査

文部科学省科研費研究で今年はフィンランドのヘルシンキ大学図書館に行って来た。旧ソ連圏以外「外国」に行ったことがなかったので、とても不安だった。とはいえ、フィンランドは19世紀にはロシア帝国の版図だったのだ。えい、ままよ、と旅立った。

着いて早々驚いた。何だ、このやすらぎは!?ロシア特有の例の緊張感が全くない。国中が「ムーミン谷」状態なのだ。もしかしたらここはロシアではないのではないか・・・ちょっと不安になる。

 

ヘルシンキ大聖堂前のアレクサンドル二世の銅像を見て、少し安心する。「ここもロシアだったのだ」と。

 

ヘルシンキ大聖堂の隣にあるロシア風の古典様式の建物がヘルシンキ大学の図書館。

 

格調高い旧館。

 

旧館から近代的な地下通路を抜けると、スラヴ・コレクション。19世紀の強制納本制度によって膨大な文献が集められている。雑誌類が開架なので大吉。コピーも自由にとれる。

 

流ちょうなロシア語をしゃべる(やっぱりロシアだ!)親切な司書さんが1人ずつに専用の机を割り当ててくれる。パソコン、カメラ類の持ち込み可(ほんとにロシアか?)。

 

港の市場からはロシア時代の正教寺院が望める。

 

港の沖にある「スオメリンナ」。ヘルシンキ版の「お台場」。ロシア製の大砲が残されている。

 

とはいえ町中はEU一色。ここはヨーロッパだ。

 

サンタクロース発見!!

 

で、最先端のファッションは・・・

 

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