2009年ヘルシンキ大学資料調査

3年ぶりのヘルシンキである。世界金融危機の後ということもあって、以前よりざわついた印象だった。

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例によって「ユース」に泊まる。今年は個室を奮発したので、文字通り朝から晩まで修行の毎日である。

 

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朝と夜は自炊、昼は港の東洋系のサンドイッチ屋さんで外食。2割ほどユーロのレートが安くなったにもかかわらず、質素な暮らしである。

 

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居心地のよさげなビアホールも見てるだけ。

 

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図書館の食堂のコーヒーやパンも十分うまい。

 

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なんといっても文明国である。コンビニの片隅にビンの回収機。上から空き瓶を入れると切符が出てくる。

 

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ロシア時代を彷彿とさせるヘルシンキ港の夕べ。

 

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港といえば海鳥である。とはいえ、ここではあまり歓迎されていないようだ。「鳥にえさやり禁止」。

 

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資料だけではなく、町中至る所にロシアの影響を見ることができる。

 

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ロシア正教の墓地。名前から判断するとロシア人ではなさそうである。

 

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港の物売り。東洋系も多いが、結構ロシア語が通じる。

 

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ロシア帝国だったからして、当然この人、レーニンも住んでいたのだ。

 

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日本で映画にもなった「かもめ食堂」。ごく普通のフィンランド料理店だった。

 

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「甘い・マンガ・喫茶」だとか「馬鹿祭りBAKACON2010」だとか、いやはや。

 

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EROMANGA――エロ漫画?

 

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世界金融危機の直後だったため、公共事業だろうか、至る所が工事中。

 

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失業者が増えたためだろうか、酔っぱらいも多くなった。地下鉄の中の注意書き。もしこれが「酔っぱらい禁止」の表示だとすると、人権問題である。

 

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「一匹の妖怪がヨーロッパを徘徊している──共産主義という妖怪が・・・」ではなく、「強欲資本主義という妖怪が・・・」

 

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