チュッチェフТютчев, Ф. И. (1803-73)

 

若いときから外国で勤務した外交官だが、日本では詩人として有名。「智にてロシアは解し得ず」なんて詩を書いたのでロシアは訳の分からない国、というのが世界の定説になってしまった。

私生活では二人目の妻がまだ生きているのにリセの女学生に夢中になって子供まで産ませているので相当な好き者か?(ロリコン趣味は皇帝アレクサンドル二世時代のロシアの上流階級の流行だった!?)

長年検閲官として勤務し、ゴルチャコフ外相時代の外務省のナンバー2にまで出世した。皇室の家族とも親しく、思想的にはロシア国粋主義、右翼である。

最後はツァルスコエ・セローで息を引き取ってここ、ペテルブルクのノヴォデーヴィッチ修道院に葬られた。

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