チャイコフスキーЧайковский, П. И. (1840-93)

 

バレー組曲「白鳥の湖」や「クルミ割り人形」などで有名。ムソルグスキーらの「ロシア国民楽派」に対抗した、ロシア「西欧派」を代表する作曲家だが、もともとは法律が専門でペテルブルクの法律学校を卒業している。

ピアノ協奏曲第1番」というと「?」という人でも、曲の出だしを聞けば「ああ、あの曲か」ときっと納得する、そんな彼の代表作品も、最初は「演奏不能」の烙印を押されていたし、生涯、同性愛の噂がつきまとい、77年の結婚も偽装結婚と見なされるなど、生前の評判は予想外に芳しくない。死因もコレラ説と並んで男色関係を清算するための服毒自殺説が根強い。

墓所はペテルブルクのアレクサンドル・ネフスキー大修道院。

 

 

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