ツポレフА. Н. Туполев(1888-1972)

 ソ連を代表する航空機設計者。だからエライのである。ソ連科学アカデミーの会員でもあったし、ソ連空軍の技術大将として軍部にもニラミを利かした上、ソ連労働英雄章なんか3回も受賞して政治的にも影響力を誇示している。この人抜きにソ連の空は語れないのだ。(この辺はイリューシンと全く同じ)

第二次世界大戦中にTu-2という双発機の開発で名を上げた。空冷双発のシンプルな機体だったため、汎用性が高く、数多くのバリエーションがあった。後にワルシャワ条約機構軍にも採用されたので世界各地の紛争で活躍した。ツポレフ設計局からはこのほかにも二重反転プロペラを備えた巨大旅客機Tu-114などユニークな機体も開発されたが、この設計局、同時に「ソ連版スペースシャトル」とあだ名された「ブラン」や「コンコルドスキー」と揶揄されたTu-144など「?」モノも数多く輩出した。この辺もライバルのイリューシン設計局と同じ。

で、ツポレフ(ロシア風に発音すると「トゥーポレフ」なのだが、日本では「ツポレフ」と呼んでいる)さん、墓所はモスクワのノヴォデーヴィッチ修道院。名門の墓地である。

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