[相手の注意をひきつける表現]
イズヴィニーチェ パジャールスタ
Извините, пожалуйста. すみません。
プラスチーチェ パジャールスタ
Простите, пожалуйста. すみません。
スカジーチェ パジャールスタ
Скажите, пожалуйста. ちょっとおたずねしますが。
ブッチェ ダブルィ
Будьте добры. ちょっとすみません。
解説 Будьте добры を除いて、他の目的で使っている表現の流用である。異国で、見知らぬ人に声をかけるのは勇気がいる。警戒心を刺激しないためにも、はっきりと声をかけたり、相手の前面から声をかけるなどの配慮は必要だろう。
[1]
プラスチーチェ パジャールスタ
− Простите, пожалуйста. すみません。
パジャールスタ
− Пожалуйста. どうぞ。
ヤ ヴァス スルーシャユ
Я вас слушаю. なにかご用ですか。
解説 Я вас слушаю.は「私はあなたの言うことを聞いていますよ」という意味あいです。ですから、状況に応じて日本語の訳が異なります。たとえば店内なら「いらっしゃいませ」とか、警官なら「どうしましたか」とか、電話の受話器を取ったときなら「もしもし」などとなる。
[2]
プラスチーチェ パジャールスタ
− Простите,пожалуйста. すみません。
エタ ウーリッツァ トヴェルスカーヤ
− Это улица Тверская. これはトベーリ通りですか。
ダー エタ ウーリッツァ トヴェルスカーヤ
− Да, это улица Тверская. はい。ここはトベーリ通りですよ。
スパシーバ
− Спасибо. ありがとう。
解説 「トベーリ通り」は、モスクワにある目抜き通りのひとつで、都心から北西方向へ、シェレメチボ空港やペテルブルグ方面に延びる。マクドナルドやピザハットの店が立ち並び、活気を見せている。
[3]
スカジーチェ パジャールスタ
− Скажите, пожалуйста. ちょっとおたずねしますが。
グジェ マガジーン ミロージヤ
− Где магазин ”Мелодия”? 『メロディ』店はどこでしょうか。
ズジェーシ リャーダム
− Здесь, рядом. ここです。となりですよ。
スパシーバ
− Спасибо. ありがとう。
解説 「メロディ」は、ソ連時代には国内の楽譜、レコード、音楽カセットの制作・販売を一手に引き受けていた会社。クレムリンから西に延びる「新アルバート」通りにある。
[4]
ブッチェ ダブルィ
− Будьте добры. ちょっとすみません。
パマギーチェ ムニェ パジャールスタ
− Помогите мне, пожалуйста. 私に手を貸してください。
パジャールスタ
− Пожалуйста. いいですよ。
スパシーバ
− Спасибо. ありがとう。
ニストーイト
− Не стоит. どういたしまして。
[5]
ブッチェ ダブルィ
− Будьте добры. ちょっとすみません。
ダィチェ ムニェ エートゥ クニーグ
Дайте мне эту книгу. 私にこの本を貸してください。
パジャールスタ
− Пожалуйста. どうぞ。
解説 ロシア語でДайте(ください)というと、状況に応じていくつかの意味がある。コップの水や食べ物なら文字どおり「ください」だろうが、図書館で本をさすときには「貸してください」が妥当である。もし店内なら「買うのでください」かもしれない。