17 ヨールカ 

 今年のヨールカ祭は1年生のメイン企画で開催された。つい先日まで誰が企画会議の戦端をきるか、まったくわからなかった。ところが、突如として1年D組で有志一同の挙手があり、そのまま、あれよあれよという間に本日を迎えてしまった。このつかの間にも、私が見聞きしているだけでも、彼らはいろいろなトラブルに見舞われていた。

 しかし今年の1年生は打たれ強かった。トラブルに負けなかったのだ。誰に聞いたのか、広告看板を注文する手だてを知っていた。ハラハラしたが、食堂の借り受けもどうやらうまくいった。プログラム内容には少しばかり注文を申したいが、それでもパンフレットは刷り上がった。

 終わりよければ、すべてよし。教員は授業中の彼らを知っているつもりだ。そう思い上がっている。始業時間には遅れる、順番に居眠りはする、それはこっちがとりたいくらいだ、まあ予復習にはかすかな痕跡が認められるかな。ところが今日はいつもと違う。教員は、少なくとも私は、彼らを見直した。確かに、授業ではあの範囲でものを見ていた、しかし同時に、このような力量を発揮する力も、積極性も持ちあわせているのだと。

 札幌大学のヨールカ祭は、例年12月、第2週の土曜日に開催される。開演時間は午後6時。冬至に近い札幌では、もうこんな風に空が暗くなる。さあ、どうぞヨールカ祭にいらっしゃってください。そして1年生の企画を存分に楽しんでいってください。入場は、たったの300円。

 

あいさつ ヨールカ祭開催にあたって 本日お越しくださったご来賓、教授、学生の皆さま、まことにありがとうございます。実行委員会一同、心よりお礼を申し上げます。
 さて今年は、今までのヨールカとは少し違う点が。それは1年が実行委員長をしていること。何をしたらいいのか悩みながら、先輩たちに協力してもらいながらやってきました。まあ、なかなか楽しみながらやっていましたが。
 本日はとにかく一緒に楽しんでいってください。 実行委員長 湯田亮介

 

 
今年の雪姫さん(スニェグーラチカ)

 

       
  ピロシキなどのセットメニュー
  この他にボルシチ、パンなど豊富

 

      


厨房は昼から湯気が立っていた。今日は朝から買い出しや仕込みに忙しい。
   

 

 そして舞台では熱演が続く


yolka.