<!--This file created 99.12.24 20:43 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>akiko25-j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#ECFFD1"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#0000AF"><A NAME="アンカー"></A>嘘か誠か？自分の目で確かめろ</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>中川明子</P><P>　「現実のような夢は見たことがあるか？もし目覚めなければ、夢と現実の区別はない。」このセリフに好奇心をそそられ、『マトリックス』を見に映画館へと足を運ぶ。最初は困惑し、次に夢中になる。</P><P>　「映画の革命」「驚異の映像」と謳い囃された映画『マトリックス』は、人の想像力を結集した大傑作である。そして、我々の今までの映画という概念を遥かに越えた。監督、ウォシャウスキー兄弟は、この映画でハリウッドのトップに躍りでた。そして、驚いたことにこの作品は彼らにとって第二作目だと言う。「この脚本には個人的趣味を反映させたが、一番は、観客がスクリーンで見たこともないような映像のアクション映画を作り出そうと思って書いたんだ。だが、どのスタジオも僕たちの脚本を読んで、誰もこの話についていけないと思ったらしい。」と、彼らが言うように『マトリックス』の映画化には実現までに、実に５年という長い道のりであった。</P><P>　監督の個人的趣味の一つであるカンフーは、この映画の中で最も重要な役割を果たしている。アクションと言えばガン・アクションという、一種のマンネリズムを捨て、カンフーを用いたとき、観客は銃を用いなくてもこの映画に今まで感じたことのないスリルかつエキサイティングな感覚を味わうことができる。特に主演のキアヌ・リーブス扮するネオとローレンス・フィシュバーン扮するモーフィアスのカンフー対決をするシーンが始まったとき、その映画で見る初めての感覚に心が躍った。蹴りがまともに入れば軽く１０メートルは飛ばされ、パンチは目に見えない速さで繰り広げられ、またそれを避けるために連続バックテンが披露される。このために俳優たちはこの映画の撮影が始まる前、４ヶ月に渡りカンフーとワイヤー・アクションを本場香港のアクション・チームから特訓を受けた。劇中のアクションもすべてスタントなしで行っているという。</P><P>　このほかにも、ユニークな映像がたくさんあり、私達は飽きることがない。近年、ＣＧが発達し、非現実的なシーンが多く見られるため、観客は心の中でＣＧが出てくると冷めた気持ちになるが、この映画の中ではそれを上手く利用している。夢の中にいるような感覚で見るといいだろう。なぜなら、この映画のタイトルでもある『マトリックス』は、我々の仮想現実の世界だからである。キアヌはこの映画に出演を決めた理由を、「これこそ本当に見たかった映画だからだ」と言っている。</P><P>　難解な哲学書みたいな点もあり、ついていけないところもある。しかし、この映画で一番大事なことはイメージすることだ。スポーツ選手が試合の前にイメージトレイニングをするのと同じように。ネオは言う。運命とは自分で切り開いていくものだ、と。『マトリックス』が自分の想像の世界ならば、明日も自分の力で切り開かなければならないのだ。そして、監督だけのイマジネーションではなく、スタッフ、キャスト、そして見ている観客のイマジネーションが一つに結集したとき『マトリックス』が見えてくる。あなたには見えただろうか。</P><P><CENTER><HR><FONTSIZE="+2"><A HREF="../25english/akiko25-e.html">English</A></FONT><FONTSIZE="+2"><BR></FONT><FONTSIZE="+2"><A HREF="../25english/25topics.html#アンカー7102">Topics</A></FONT><FONTSIZE="+2"><BR></FONT><FONT SIZE="+2"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></CENTER></P></BODY></HTML>