<!--This file created 99.12.24 20:14 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>haru25-j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#F3FFE1"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#0000AF"><A NAME="アンカー"></A>地域社会からの再建　<BR>≪市民文化講座・筑紫哲也講演会≫</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>３年　野寄晴義</P><P>　<FONTSIZE="+1">１０月９日、北広島市芸術文化ホールにて行われた、市民文化講座「筑紫哲也講演会」。“筑紫哲也”と言えば、ＴＢＳテレビ系「筑紫哲也ニュース２３」のキャスターとして、あまりに有名な人物だ。お馴染みのきれいな銀髪に、髪とほぼ同色のスーツ姿で、筑紫哲也氏は壇上に現れた。</FONT></P><P><FONTSIZE="+1">　筑紫氏はこの講座のテーマとして、“文化”という言葉をあげた。筑紫氏の言う“文化”とは、何が大事か？何のために生きるか？を考えることだ。その中でも、地域社会の確立にかかせない“生活文化”の重要性を指摘する。“生活文化”とは、その地域をどういう地域にしたいか？その地域でどんな家庭を持ち、どういった生活を送るかをその地域の住民たちで考えることだ。筑紫氏は、国の基盤となる地域社会での“生活文化”を考えることが、日本社会の再建につながる、と言う。</FONT></P><P><FONTSIZE="+1">　筑紫氏は、「日本の地域社会はボロボロだ。これまで住民の頼る場所であった、地域社会の基本となる、町、村、学校、会社（さらには宗教、軍隊）の機能が崩壊している。その結果、頼るものを失った国民が行き着いたのは「国家」だ。「国家」は住民たちの不安を和らげようとして“国を束ね直す”強制政策をとった。それは国旗国家法案や国民番号制に表れている。」筑紫氏はこの状況について、「国家は助けにならないし、考え方が時代遅れだ。」と批判する。</FONT></P><P><FONTSIZE="+1">　筑紫氏は、「国家体制はヨーロッパが植え付けた考え方だ。ところが当人のヨーロッパでは、すでにその体制に限界を感じ、ＥＵ（ヨーロッパ連合）や単一通貨ユーロという形で国家体制を放棄してしまっている。国家体制というのは、その点で時代遅れだ。さらに言うと、国家自体が国民に頼りにされるのを嫌がり、全てを世代責任にしようと考えている。つまり国家は助けになろうともしていない。だから、国家に頼るのではなく、自分や自分の家族の住む地域を、自分たちの手でつくっていくことが大事だ。中央から日本を変えるのではない。中央からでは変わらない。みなさんがそれぞれ住んでいる地域社会をしっかりさせていこう。」と語った。</FONT></P><P><FONTSIZE="+1">　「国家は頼りにならない。だから地域社会の確立をしよう。」という提言が、講演会の筑紫氏の趣旨である。地域社会の確立は国家の再建に繋がるのは確かだろう。なぜなら国家は地域社会の集合体だからだ。良い地域社会を築き上げれば、その集合体の国家も当然良くなるはずだ。これからの国家の役目は、地域社会にある程度の権限を持たせたり、政治を地域や地域経済に介入しすぎない等、地域社会の確立をしやすい条件を整えることだ。そして住民は、自分たちの権利が地域で主張できる反面、地域の責任は自分たちで取らねばならないということを認識して、地域社会の確立に努めなければならない。筑紫氏の重要視する“生活文化”つまり、自分の住んでいる地域をどう良くするかを考えた上で、自分たちに合った地域社会を築き上げていくことで、自分たちの権利が主張でき、責任を負うという「地域社会の確立」が具体化するだろう。自分たちの地域社会や“生活文化”を考え、日本国家を地域社会という身近な所から建て直していこう。</FONT></P><P><CENTER><FONT SIZE="+1"><HR></FONT><FONTSIZE="+2"><A HREF="../25english/25topics.html#アンカー5440">Topics</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONT SIZE="+2"><BR></FONT><FONT SIZE="+2"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></CENTER></P></BODY></HTML>