<!--This file created 99.12.24 20:20 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>shin25-j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#F3FFD9"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#0000AF"><A NAME="アンカー"></A>日の丸、君が代に思うこと</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>3年　寺田　紳</P><P>　今年二月、世羅高校で校長が日の丸、君が代問題で文部省と現場の教師たちとの板挟みになり悲劇的な結末に至った。政府は国旗国歌法案の審議に入った。同法が八月九日、圧倒的多数で成立した。この一連の出来事によって私は日の丸、君が代とは一体何なのか考える機会を得た。</P><P>　第二次大戦後、歴史観、皇国観の二つの異なった考えにより国旗国歌論争が戦後起きた。私自身に関して言えば否定論者の理由には理解できない部分がある。</P><P>　私は戦後の世代に属し、日の丸、君が代が戦争中どのように扱われたのか知らない。というわけで私は否定論に同調できない。このことはもし私が、戦時中に生まれていたら日の丸、君が代に対して正反対の態度をとっていたかも知れないともいえることである。</P><P>　この問題が先の大戦での国家態勢や様々な不幸な事件の中でのみ考えられるのならば、客観的に日の丸、君が代自体を語ることは困難である。</P><P>　日の丸、君が代を客観的に判断するためにはその歴史を戦時中だけに求めるのではなく長い範囲で論じなければならない。まず、戦前の日の丸、君が代の歴史を知ることである。　　私は日の丸、君が代についてある程度調べて見たが、日の丸、君が代は国旗、国歌という以前に我々の祖先たちが残した芸術であり遺産として捉えることもまた可能であるという結論に達した。当時の人々がどのような気持ちでそれらを創ったのか。これらの事にも焦点を当てるべきであろう。</P><P>　日の丸は16世紀あたりから江戸時代に至るまで日本の貿易船の旗として使われ、そして、1868年に明治政府が誕生し、その三年後には大政官布告により日の丸を国旗としてそのまま採用している。</P><P>　君が代に関して、古今和歌集に収められている初句を「我が君」とした歌が、長い年月の中で「君が代は」となった。この「君」の解釈については、元来、他人を表す一般的な単語であるが、この歌ができた当時の天皇を指していると考えるのが当然であろう。　</P><P>　法制化にあたり、小渕首相は「君」を憲法下における日本国、国民の象徴である天皇と述べている。</P><P>　歴史とは明と暗を持ち合わせている。これは日の丸、君が代に関しても同じ事である。第二次大戦という暗い部分だけでなく、我々の祖先がはるか前に作り出したという歴史にも目をむけるべきである。</P><P>　この法案が立法化されるにあたって、様々な議論が展開されることを期待していた。国民的議論がなされぬまま、立法化されたのは否めない。政府は歴史に目をむけた議論を国民の前で展開すべきであっただろう。</P><P>　絶対多数で成立した国旗、国歌法案であるが、まだまだ、国民に深く浸透しているとは必ずしも言えない。広島県の世羅高校の例に見るような悲しい事件はもはや起きてはならないし、徐々に教育現場に下ろしてもらいたいものだ。日の丸、君が代が全国民から尊重されるものになり、そうすることによって祖先や世界に対する責任が果たせるのではないだろうか。</P><P><CENTER><HR><FONTSIZE="+2"><A HREF="../25english/shin25-e.html">English</A></FONT><FONTSIZE="+2"><BR></FONT><FONTSIZE="+2"><A HREF="../25english/25topics.html#アンカー4041">Topics</A></FONT><FONTSIZE="+2"><BR></FONT><FONT SIZE="+2"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></CENTER></P></BODY></HTML>