<!--This file created 00.9.30 2:20 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kaneko27j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FEFFD7"><P><CENTER>単位制高校の紹介</CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>1年　金子純子</P><P>1988年、文部省は高校に新しい単位制制度を導入した。標準的な履修課程では一定の教育を必要とするのだが、この新しい制度は個人に重点を置く個別教育を目指している。私が卒業した北海道有朋高等学校（有朋高校）は、単位制を取り入れている高校の一つである。世間がまだこの新しい制度の確かな認識を持っていないため、それがどのような役割を果たしているか、私の母校である有朋高校を例にして説明したいと思う。</P><P>有朋高校では、その制度に大きな3つの特徴がある。第一に、毎年、生徒は9教科（国・社・数・理・英・保体・芸・家・商）からいくつかの科目を選んで時間割を作らなければならない。それぞれの教科は一日に3つの時間帯（午前、午後、夜間）で開設されている。生徒は自分の生活時間、進路、または学力に合っていると思う授業を選ぶ。時間割を作るときには、卒業のための44〜46の必修単位と34〜36の選択必修単位修得に気をつけなければならない。</P><P>第2の特徴は、一年間に生徒が履修する所定の単位数が無いということだ。一年目に履修した単位数がとても少なかったとしても進級できるのである。生徒は3年〜6年の間に各自のペースで履修し、必修単位数を積み重ねたときに卒業することができる。</P><P>この制度の有朋高校における第3の特徴は、生徒が自分の時間割の条件に合わせて登校できるということだ。それぞれの学級にはショートホームルームがあり、それは個人の時間割に合わせて午前、午後、夜間に開かれる。他の学級活動としてロングホームルーム、またはクラブ活動が毎週開かれ、それらへの参加も必要とされる。授業は、他の高校を中退した人や高校卒業資格を得るために受講しているちがう年齢の人達と混合で構成されている。</P><P>「生徒が勉強中心になり過ぎて互いに影響を与えづらい」「社会的能力が欠乏する」といった批判が単位制高校に向けられることがよくある。しかし有朋高校の場合は、卒業条件の一つが学校行事等への参加となっており、それらの欠点を補っている。</P><P>私の場合は、有朋高校の単位制を利用して1年と2年でほとんどの必修科目を履修した。そのため私は3年の時に大学受験に集中できる時間割を計画することができた。同時に私は体育大会や学校祭等、学校行事の良い思い出を作ることもできた。こうして私は学校生活を十分に楽しんだ。</P><P>さらに有朋高校には校則が無く、学校生活についての判断が生徒自身に任されている。しかし「自由」は必ずしも楽では無い。もし生徒が自分の行動にしっかりと責任を持たなければ、有意義な学校生活をおくることはできないのだ。有朋高校は、生徒が自ら学問的、社会的に歩み続けていくための道を探し出す場所と言える。</P><P>日本には単位制高校が10数校しかなく、約300校がこの単位制を部分的に取り入れている。そのため、このような高校がその真価を認識されるまでにはまだ時間がかかるであろう。しかし私は、心に傷を負った17歳の少年による犯罪を耳にする度、有朋高校にはこのような問題解決の手段があるのでは無いか、そしてもしその少年が有朋高校に通っていたなら罪を犯すことはなかっただろう、と思わずにいられない。</P><P><CENTER>　　　　<HR><A HREF="../27english/kaneko27e.html">English</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../27english/27topics">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　　</CENTER></P></BODY></HTML>