<!--This file created 00.9.30 2:19 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>okuhara27j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FEDDED"><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01">過去と向き合う強さ</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT COLOR="#180D01">1年　奥原泉</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　100万部ベストセラー「だからあなたも生きぬいて」は、著者大平光代さんが歩んできた想像を絶する人生を綴ったものである。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　彼女は、中学生の時いじめ、友人の裏切り、教師や親との衝突から自殺未遂を図った。しかし彼女が自殺未遂をした後も、いじめは続いた。いじめという呪縛から逃れようと自殺未遂したのに追いうちをかけた「死に損ない」というような言葉の暴力。そのいじめの結果、彼女は手荒くふるまうようになった。しかも教師はそのことについて無関心だったという。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　この結果彼女は自分の居場所を見失った。彼女は、一人っ子で、彼女は父、母、祖母の4人と一緒に暮らしていた。家庭では父、母に暴力をふるい、家の外では非行に走った。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　彼女は16才で極道の妻になる。背中に刺青を入れ高校にも進学せず、暴力団の世界にはまりこんでいった。その一方で、彼女はそんな生活に疑問を抱いていたのである。自分の生活に我慢できず、幸せだ、とは感じなかった。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　そんな彼女が22才の時、大きな転機が訪れる。それは義父、浩三郎さんとの出会いだった。彼は実父の古い友人であった。彼は彼女の事を第一に考えた。「確かに、あんたが道を踏み外したのは、あんただけのせいやないと思う。でもな、いつまでも立ち直ろうとしないのは、あんたのせいやで、甘えるな」彼は彼女を励まし、時に叱った。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　両親に謝りたい、その気持ちが彼女を奮起させたのである。しかし親孝行をしようとしたにも関わらず、祖母は亡くなり、父は癌で亡くなった。そのことは彼女に多大なショックを与え、現在もその傷が消えることはない。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　そして、彼女は居場所を見い出し、立ち直る決心をつけることができたのである。その決意から、夫と離婚し、一人暮らしを始めた。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　驚くべき事に、猛勉強の末に宅建、司法書士を経て司法試験に合格したのだ。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　普通、大学を卒業した人でも、合格することは大難関であるのに、彼女がそれをやり遂げたということは、驚くべき精神力と努力を要したはずである。それは本気で更正したいという強い信念があったからであろう。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　現在、彼女は少年犯罪を担当する弁護士である。彼女は自分の過去を隠さない。隠す必要が無いという信念を持っている。背中の刺青も消そうとはしない。刺青を残すことによって自分の過去と向き合っているのである。それは彼女が自分と同じ境遇の子供を助けたいと思うからである。きっと彼女ならそんな子供達を助けることができるだろう。なぜなら、彼女が彼らの気持ちを一番理解しているからである。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　この本を読んだ人は、彼女の人生は素晴らしいと考えるだろう。しかし彼女はいじめが無ければもっと素晴らしい人生を送ったかもしれない。この本は、自分について考え直すチャンスを与えてくれる本である。そんな彼女の人生に触れることで精神的に成長するに違いない。</FONT></P><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01"><HR></FONT><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../27english/okuhara27e.html">English</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../27english/27topics">Topics</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01">　</FONT></CENTER></P></BODY></HTML>