<!--This file created 00.9.30 2:17 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>shirahama27j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=41 BOTTOM=612 LEFT=7 RIGHT=537></HEAD><BODY BGCOLOR="#DDC1BC"><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01">心の帰る場所　</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT COLOR="#180D01">2年　白浜恵</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　ここ数年、少年犯罪は少しずつ減少している。しかし、その一方で殺人、放火、強盗に代表される凶悪犯罪の割合が極端に増えている。一般的に少年犯罪における少年とは未成年全体を指すことが多い。しかし、この記事では12歳以下を子供、13歳から15歳までを少年、16歳以上を青年と考えたい。そして、特に13歳から18歳までの青少年のいる家庭について、家族がすべき事は何か考えてみたい。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　まず、青少年による犯罪においては、家庭にも責任がある。だが、一番責任が重いのは犯人である。被害者の人生を狂わせ、周囲の人々を恐怖に陥れ、世間に不安をあおったという事から考えても、罪の重さに犯人の年齢は関係ない。特に１６歳以上の青年達には成人と同じだけの責任能力があるだろう。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　しかし、ここで忘れてはならないのは、ごく普通の青少年達が日常生活の不平や不満を爆発させる手段として犯罪に至る事が多いという事だ。だが、青少年による犯罪に対する世間の認識は、あくまで犯人にだけ責任があるというものだ。大人達の行動によっては、彼らを異界へ追い込む可能性があることに、どれだけの人が気付いているだろうか。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　それに加え、「今の子は分からない」という考え方が主流になってきている。極端な場合には「礼儀を知らない」「何を考えているのか分からない」「犯罪に走る恐ろしい生き物だ」「異界の住人である」とまで言うのである。犯罪の凶悪化に伴い、彼らを特別視する傾向は、ますます強まってきている。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　個々の家庭においても、この考え方は世間一般の中高生や犯人に対してだけにとどまってはいない。彼らがあまりにも極端な行動をとる為に、家族全体が自分の子供と世間一般の中高生を同一視し、自分達の手には負えないと考えてしまうことがある。つまり、親としての責任を放棄しているのだ。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　このような、親や教師達の対応により、青少年達は大人達に嫌気が差し、信頼できなくなっている。そして、友人関係や勉強などで様々な悩みを抱えながらも、大人達には理解できない世界の中で生きようとするのである。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　そのような悪循環によって、大人と彼らの間には深い溝ができる。この溝こそが少年犯罪の根源であり、彼らを大人達のいう異界へ追い込む原因になるのである。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　では、この溝をなくす為に家族がすべき事は何か。それは、彼らに対して、ただ単に命の大切さだけを教えたり、教育機関に心の教育を求めたりすることではない。家族がすべき事は、まだ彼らが幼かった頃の様に心の底から彼らを愛し、その愛情をもって接し、育てることなのである。その際、忘れてならないのは愛情とは、ただ単に甘やかすことではないということだ。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　たとえば、どんなに抵抗されても諦めずに話をしたり、彼らの本心を見定める努力をしなければならない。他人を傷つけてはいけない、他人の持ち物を奪ってはいけないなど最低限のマナーと社会のルールを教えることなどは当然のことである。時には親子で喧嘩をして感情をぶつけ合う事も必要だろう。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　その愛情の中で彼らは自分の置かれている状況や自分の行為のもたらす影響に気付き始めるに違いない。それこそが、この溝を埋めるための第一歩なのである。家族の愛情によって、彼らは自分が生きている事の喜びを知り、命の大切さを理解していくはずだ。それは、彼らに最も大きな影響を与えるはずのいじめという社会問題をいじめる側、いじめられる側双方の立場から解決することにも繋がっていくことだろう。</FONT></P><P><FONTCOLOR="#180D01">　この溝を埋める努力は当然、学校や地域社会でもしなくてはならないことだ。しかし、今学校は崩壊しつつあり、地域社会における心の交流は忘れ去られている。現代社会の再生は誰もが心待ちにしていることだが、今家庭に求められていることは、彼らを一人の家族として恐れることなく見つめ、どんなに追い詰められても心の帰る場所があることを心に刻ませることなのである。彼らにも意志や感情があるので、理想どおりにはいかないだろうが、「現代の青少年達を異界から救い出すことができるのは、真の愛情を持った家族である」ということを忘れてはならないのだ。</FONT></P><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01"><HR></FONT><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../27english/shirahama27e.html">English</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../27english/27topics">Topics</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#180D01"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONT COLOR="#180D01">　</FONT></CENTER></P></BODY></HTML>