<!--This file created 02.7.25 2:38 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kamio33j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=79 BOTTOM=664 LEFT=195 RIGHT=833></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#0000AF">記憶に刻まれる映像メディアの影響</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　神尾　美奈子</P><P>世界中に大きな衝撃をあたえたマンハッタンの同時多発テロの映像は、子ども達にどんな影響を与えたのだろうか？</P><P>朝日新聞の記事の中にこのようなものがあった。「保育園で園児たちが紙飛行機遊びをしていた。『先生、見て』の声に振り返る。驚いたことに、積み木で2つのビルを作り、それに紙飛行機をぶつけて壊す遊びで盛り上がっていたという。」</P><P>このようにのどかな遊びであるはずの「紙飛行機遊び」が「同時多発テロ」と結びついたのは驚きである。それほどに、高層ビルに飛行機が突き刺さり、炎上し、崩壊した映像は、彼らに強い印象を与えた。そしてあの映像は、子ども達にとって、テレビゲームをやっているのと同等の感覚であるのかもしれないのだ。これは非常に恐ろしいことである。今回問題になったこのテロの映像は、子どもも含めて世界中の非常に多くの人々が、テレビなどのメディアを通じて目にしたことであろう。</P><P>一世代前に比べると、情報伝達については非常に便利にはなったのだが、情報をキャッチする側にとっては、「これは本当に良い変化である」とは言いがたい。なぜなら、メディアの情報は無際限に入ってくるし、受け手は溢れる情報の中で、ひたすら受身になるだけだからである。情報は、テロや暴力、性犯罪や殺戮など、広い範囲に及んでいる。そしてたまたま幼い子ども達の目に入った同時多発テロの映像は、彼等らの記憶に強く刻み込まれてしまったのである。そのようにして与えられた記憶は、終生消えることはないであろう。</P><P>また、遊びについても、テレビゲームの普及により、子ども達は簡単に仮想現実（バーチャルリアリティー）の世界を味わえるようになった。私たちの周りには、人工映像やさまざまな電子音、情報が飛び交っている。私達はこのような時代に生きている。はたして、子ども達はそういった、仮想現実の世界と現実をはっきりと区別できているだろうか。そして、テレビゲームの電子音やその映像―たとえそれが、悪影響を及ぼすだろうと思われるような暴力的映像だったとしても―が記憶の一部となってゆくのである。</P><P>さらに、こうした映像から強い影響を受ける年齢層というのは、何も幼い子ども達だけに限ったことではない。実に広い年齢層に亘って、影響が及んでいる。このことは、テレビアニメやゲーム、映画などからの模倣犯罪が、増えていることからも明らかだといえる。仮想現実の世界と現実の世界とを混同してしまうことは、非常に危険なことである。</P><P>日本においては「Ｒ指定」という形で、手が打たれてはいるが、対策としては不十分である。見ようと思えば、誰でも見れてしまうのでは意味がないからである。やるからには、もっと徹底した対策をとるべきではないだろうか。</P><P>このようにメディアの発展とともに、複雑化した時代であるからこそ、私たちはこれからの日本―日本だけでなく地球全体−を担ってゆくこれからの世代の子どもたちに、何を与え、何を伝えてゆくべきなのか、考えていかなくてはならないのではないか。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../33english/33topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>