<!--This file created 02.12.18 9:04 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>akino34j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=68 BOTTOM=870 LEFT=8 RIGHT=538></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#00AF00">札幌大学吹奏楽団、国際音楽祭での快挙</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">２年　秋野　波留夫</FONT></P><P>　6月30日〜7月6日の期間中、スイスのサース・フェーで行われた「第5回国際アルペン音楽祭」に、日本代表として札幌大学吹奏楽団が招待された。彼らはアマチュア部門のカテゴリーＢにおいて、100点満点中93点という高得点を獲得して、金賞を受賞した。指揮者は札幌大学非常勤講師で、音楽監督でもある今井敏勝氏だった。</P><P>　札幌大学吹奏楽団は、1979年に創部され、現在68人の団員が所属し、ほぼ男女同人数である。この大部隊を率いている2年生で団長の西尾純さんと、4年生でスイス遠征の実行委員長の柳谷鮎美さんにインタビューをした。</P><P>　入団する動機は様々で、ただ楽器が好きな人や、楽器を初めて本格的に演奏してみたかったという人や、中学校以来吹奏楽部で活動してきた人、中にはこの札幌大学の吹奏楽団に入りたくて入学した人もいる。団員は、ほとんど一年を通して、毎日のように顔を会わせているので、家族のように絆は深くなり、それが演奏にもつながっている。</P><P>　指揮者の今井氏は、指導する際に次のような方針を持っている。「この吹奏楽団で楽器を演奏することを通して『音楽』というものを学んでもらいたい。この体験は、社会人となった時の自己表現をするためのトレーニングにもなるだろう。また、この大人数の中で、誰かの意見を全体の決定とするときに、『集団の中の個』を大事にしていく、つまり『アンサンブル』という意識を持って勉強にしてもらいたい。」今井氏は穏やかに語ってくれたのだが、そこから並々ならぬ熱意を感じられた。</P><P>　今井氏は週に一度しか練習を指導できないため、基本的には団員の自主運営の活動になる。当然だが、吹奏楽は全員の息が合わないといい演奏はできないので、演奏はもとよりその他の様々な活動を通して、「調和」を大切にする精神のもとに行動することが多く、そこから得られる良い経験は多い。つらいこともたくさんあるが、それを乗り越えたときの感動は表現のしようがない。練習は日約3〜4時間で、週に3，4回行うが、大会が近づくとそれが毎日続く。しかし、団員はそれを厳しいとは感じていないという。</P><P>　近年の活動として、2001年に第49回全日本吹奏楽コンクール大学の部に出場した。それは、札幌大学の吹奏楽団として3度目の挑戦だったが、12の大学の頂点を極め、金賞を受賞した。その時の演奏曲名は「馬あぶ」だった。柳谷さんは、出場の感想を「全国レベルの大学の演奏はスケールが大きく、すごかったが、みんなで楽しみながら、ベストを尽くすことを一人一人自覚していたので、プレッシャーは特に感じなかった。」と語り、金賞を受賞した瞬間は、「団員全員が常に気を抜かずに集中して、一つになってがんばったことが認められたことは非常に嬉しく、みんなで喜びを分かち合った」と語った。そして、指揮者の今井氏を胴上げした。</P><P>　この金賞を受賞したことによって、スイスでの国際音楽祭へ、日本唯一の代表として出場することに、2002年2月に話が決まった。それから6月末までの5ヶ月間、一層熱のこもった練習を毎日積み重ねた。目標意識を常に持ち、もっと上手く演奏したいと向上心を持って、一つ一つのステップを大事にして練習に取り組んできた。</P><P>　しかし大きな問題が2つあって、1つ目は莫大なスイスへの遠征費（一人およそ38万円）をどのようにまかなうかであった。このために、春休みの練習を、個人練習中心にして時間を作り、各自で集中的に、あるいは、団員みんなで協力して、多人数の短期のアルバイトをして、お金をやりくりした。2つ目の問題は、海外に行った事のない団員が多数だったので、パスポートの取得の仕方や、現地での言語、あるいは必要な持ち物、など色々なことがあった。それらの経験したことがなかった問題を解決するために実行委員会を設けて対処していった。</P><P>　そして迎えたスイスでの音楽祭には、世界各地から20ヶ国20チームが参加し、国際色豊かなものだった。他の国の演奏を聴いたときは、どのチームも素晴らしく、レベルの高さを実感でき、非常に感激し、特にスイスのプロの軍楽隊の演奏が印象的であった。「スイスの景色の壮大さも目の当たりにでき、胸を躍らせた。」と西尾さんは言った。</P><P>　この音楽祭は第5回目で、日本のチームの出場は今回が3回目だった。札幌大学は、「ゴッドスピード」、「吹奏楽のためのラメント」、歌劇「マノン・レスコー第三幕より間奏曲」、「吹奏楽のためのラプソデー」、組曲「馬あぶ」の5曲を、練習の成果を遺憾なく発揮して演奏し、会場を大いに沸かせた。</P><P>　「海外で演奏出来るだけでも夢のようなのに、金賞という思わぬ結果を聞いて、喜ぶことよりも驚いてしまい、その驚きをどう表現するのか言葉が見つからなかった。このような形で私たちの演奏を日本の演奏として評価して頂けたことをとても嬉しく思います。」とのことで、同じ札大生として、自分達の可能性を信じ、弛みない努力を重ねて夢を叶えられたことに、あらためて拍手をおくりたい。</P><P>　4年生の柳谷鮎美さんは後輩に「たくさんの仲間の中で、楽器に長時間触れることができるのは大学生の間が最後だと思うので、団員のみんなは悔いの残らないように、精一杯がんばって欲しい」、2年生の西尾純さんは「演奏を終えて、お客さんの拍手を聞くときのうれしさはとても感動的で素晴らしいものなので、楽器をやりたい人はだれでも入団を歓迎します」とのメッセージを残した。</P><P>　世界大会の金賞という素晴らしい実績をあげたことは輝かしいことではあるが、それを糧にして今後の吹奏楽団のさらなる発展を大いに期待し、応援していきたいと思う。</P><P><CENTER><HR><B><FONTSIZE="+1"><A HREF="../34english/34topics.html">Topics</A></FONT><FONTSIZE="+1"><BR></FONT><FONT SIZE="+1"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT><FONTSIZE="+1"><BR></FONT></B></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>