<!--This file created 02.12.18 9:03 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>itou34j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=68 BOTTOM=870 LEFT=8 RIGHT=538></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#0000AF">現代教育、総合学習</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年 　伊藤　奈津子</FONT></P><P>　私が中学時代にちょうど隔週週休二日制が導入された。今年から始まった完全週休二日制・週五日制は、ゆとりの教育が目標とされ、さらに「総合学習」が導入された。現在中学校ではどのような授業が展開されているのかを取材するために札幌市立厚別北中学校を訪れた。そこで1年生の担任をしている中山剛敏先生に話を伺うことが出来、また生徒にも授業を取り組んでの感想・意見を聞くことが出来た。全校生徒は778人、1998年に分校になりできた新しい学校である。その校舎は吹き抜けホールが印象的であった。</P><P>　この学校も新教育指導要領のもと土日が休日になったことにより、授業日数が大きく変わった。今まで年間1050時間だったものが今年から980時間に短縮され、6時間授業の日が以前の週2回から3回に増加した。</P><P>　このように時間的に厳しくなりつつある現状の中で、980時間のうち1年生は100時間、2年生は155時間、3年生は235時間が我々には耳慣れない「総合学習」に充てられている。</P><P>　この学校は「総合学習」を数年前からすでに実施していた。ACE(AtsubetsukitaCommunication Exercise)とACT(Atsubetsukita Creation Time)がそれだ。　</P><P>　ACEは今年で3年目になる。この授業の目的は、@誰とでもコミュニケーションを取り合うことが出来るように個人表現を身につける場にする。A同時に相手の気持ちを考える場にする、というものだ。</P><P>　例として「宝探し」という学習がある。グループに分かれ、一人ひとりに違ったカードが与えられる。それを口頭で伝えて手掛かりを探し、班全員で一つの答えを探すというものだ。学習が終わると生徒達から「A君が中心になって進めてくれた」「Bさんが思いもよらない意見を言ってくれた」など様々な感想が出てくる。</P><P>　また、「仲間はずれ」を考える場もある。まず先生からマークの入ったシールを背中に貼ってもらい自分とペアになる人をさがす。しかし、その中で最後まで誰ともペアになることのできない生徒が数名出るようになっている。そんな時自分はどんな気持ちになったか、またそれを見ている生徒はどのように感じたかをそれぞれ考えるという学習方法である。</P><P>　一見、生徒たちにとってゲームのようなものである。しかし「それを単なるゲームで終わらせず、なおかつ押しつけずに自然に意図していることを理解出来るように」と先生方も配慮して指導しているそうだ。</P><P>　ACTは今年で4年目になる。1年生は調べて伝える、2年生は伝えて深める、3年生は深めて生かすことを意図している。</P><P>　1年生は、いくつかあるテーマ（職業、世界、札幌など）の中から一つ選び図書館で調べ、画用紙にまとめてクラスメートの前でポスターセッションという形で発表したり、自分で興味のある事柄をテーマに挙げてパソコンで調べ、A4の紙にまとめたものを教室の前に掲示の形で発表したりする。さらに、クラスメート全員の作品をA〜Cの3段階で評価し、クラスでは良いと思うものを一つ選び、最終的には選ばれたものが学年便りで紹介される。</P><P>　ACTにはこのような個人の調査と発表の他に、皆で協力するディベートも行われている。我々大学生でもディベートをやったことのある学生はそういないだろう。ディベートのような取り組みを早いうちから実施することで、自分の意見を発表する訓練となり、実際にコミュニケーションに生かすために大いに役立つことであろう。</P><P>　ディベートはクラスごとに3つのテーマを決め、それぞれ賛成、反対に分かれるため6班作られる。あるクラスのテーマは夏VS冬、都会VS田舎、週五日制に賛成VS反対などがある。生徒は皆、時間をかけて図書館やインターネットなどで調査をしているが、なかなかそれについての情報を調べることが出来なくて苦労することも多いそうだ。</P><P>　2、3年生はプレゼンテーションを行う。自分の興味のあることについて調査・研究をし、発表する。1年生と違い、ACTの時間に地域の図書館や施設に出掛けることもできる。</P><P>　実際に授業を受けている学生に聞いてみると、1年生は「内容が難しい」「話しがまとまらずに苦労している」という生徒が多かった。2年生になると、「マナーを守る訓練になる」「楽しい」と感想を持つ生徒が見られ、3年生は「他の学校ではなかなかこのような活動はないのではないだろうか」「校外に出て行う活動が良い経験になった」と答えてくれた。いずれにしても喜んで、自覚をもち課題に取り組んでいるという印象を受けた。</P><P>　このように、「総合学習」は非常に実践型授業である。「自ら課題を見つけ、調査し、自分の考えを持ち、それを他の人に伝える」という大きな目標は、人間として生きる基本的な力を身につけるための訓練として必要なことである。</P><P>　一方、私立中学校はこのような取り組みをしていないところが多い。10年後には「総合学習」はなくなるなどの噂もあり、この授業の成り行きが安定していないのが実情である。しかし、自分が興味を持って身につけるこの始まったばかりの「総合教育」をあたたかい目で見守っていくべきであろう。</P><P><CENTER><HR><B><FONTSIZE="+1"><A HREF="../34english/34topics.html">Topics</A></FONT><FONTSIZE="+1"><BR></FONT><FONT SIZE="+1"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT><FONTSIZE="+1"><BR></FONT></B></CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>