<!--This file created 03.4.19 0:36 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>okuhara35j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=870 LEFT=4 RIGHT=724></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">オールドルーキー</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">3年 　奥原　泉</FONT></P><P>　1999年9月18日、一人の男がメジャーリーグの舞台にルーキーとしてマウンドに立った。ジム・モリスという名のその男の年齢は35歳。作り話のような真実の物語である。最年長ルーキー、ジム・モリスの半生を描いた「オールドルーキー」は全米興行収入100億円を突破し、世界中の人々を魅了した。</P><P>　ジム・モリスはテキサス州で高校の教師として働いていた。野球部の顧問でもあり、充実した生活を送っていた。愛する妻と子供にも囲まれ、平穏な日々を送る毎日。しかし、彼はメジャーリーガーになるという捨てられない夢があった。彼自身もあきらめる決心がついているはずだった夢。年齢や家族、彼自身の体からも夢を追うということは不可能に近かった。現実と夢の狭間で苦悩する日々が続いた。</P><P>　そんな時、彼の心を動かした人がいた。まずは、彼の幼い息子ハンターである。父親にも負けないくらいの野球好きで、唯一の理解者であった。父親の夢を察し、もう一度挑戦することを促したのもハンターである。そして、幼いハンターにはなぜ父親が夢をあきらめたのか理解できず、ジムが夢を叶えることは息子の願いでもあった。</P><P>　もう一人は高校の野球部の生徒達である。彼らのチームは決して強くない弱小野球部であった。自分達が頑張ることでジムにも夢を叶えて欲しいと願っていた。ジムが夢をあきらめきれないことを察していたのであろう。彼らがジムの背中を押したと言っても過言ではない。もし、彼らがいなかったらジムがプロテストを受けることはなかった。生徒達は自分達でも夢を叶えることができることを証明し、心からジムの成功を祈っていたのである。</P><P>　しかし、成功ばかりではなかった。周りは力のある若者ばかりで、ジムを見る目も冷たい。心が安まる暇もなく、愛する家族が近くにいない。孤独と迷いで挫折しそうになったが、幼い頃から夢見てきたメジャーリーガーという夢を叶えたいという気持ちが勝ったのである。</P><P>　彼が夢を叶えることができたのは、たくさんの人の助けがあったからであろう。息子、生徒達、妻をはじめ町の人々などに支えられたからこその成功なのである。始めは反対していた妻も、ジムを信じてしっかり支えていた。もし、自分が妻の立場に立ったら応援できるだろうか。給料も激減し、苦労するのは明らかな状況で賛成はできないであろう。加えてジムはテキサスを出なければいけなかったため、妻は一人で家を守らなければいけなかった。子育てをしながらやりくりをし、夫の成功を心から願う。二人の信頼関係の強さと、夫を信じ続ける妻の偉大さが心にしみてきた。</P><P>　オールドルーキーの撮影はテキサス州オースティン周辺で行われた。異なった場所で撮影することも可能であったが、制作陣はテキサスで撮影することを望んでいた。なぜならテキサスには独特の雰囲気があり、決して派手ではないところが映画にも反映すると考えたからだ。それは映画の中にたくさん現れていた。広大な土地と景色、雲の独特な雰囲気が印象的であった。</P><P>　そして、製作陣が苦労した点は野球をするシーンであった。迫力や真実味を出すためにはたくさんのカットを必要とし、ごまかしが聞かなかったと撮影のジョン・シュワルツマンは述べている。ジムが150kmの球を投げるシーンではまるで本物のジム・モリスのような気迫は見る者を魅了した。このように派手な演出はなくても、製作陣のこだわりが伝わってくる作品であると感じた。</P><P>　35歳でデビューしたことはすごいことである。しかしそれ以上に、夢を持ち続けてあきらめなかったところに感動した。この映画は夢を信じることに遅すぎることがないということを教えてくれた。夢は叶うものではなく叶えるものだということを忘れてはならない。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../35english/35topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>