<!--This file created 04.3.27 3:33 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>okabori38j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">「国際雪像コンクール」での通訳経験を通して</FONT></B></CENTER></P><P>　</P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">1年　 岡堀　洋平</FONT></P><P>　今年、第31回国際雪像コンクールがさっぽろ雪まつり大通会場「国際広場」で2月3日から7日までの期間で行われた。今年は16カ国から18チーム53名の選手が集まり、あまり芳しくない天候の中、各チーム素晴らしい雪像を完成させた。このイベントは札幌観光協会が企画運営するのだが、私達9人の学生通訳（札幌大学5名・北海道教育大学4名）がそのお手伝いをした。私の通訳経験を混じえ、雪像コンクールをリポートする。</P><P>　今回の国際雪像コンクールに参加したチームは、アメリカ、札幌姉妹都市ポートランド市、オーストラリア、ニュージーランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク、ドイツ、リトアニア、タイ、インド、グアム、シンガポール、マレーシア、中華人民共和国、上海市、香港、日本、の全18チームであった。通訳の仕事は英語圏のチームの通訳や国際雪像本部内での作業、各チームの雪像制作の見回り等であった。</P><P>　2月2日、「ウェルカムパーティー」、札幌グランドホテルで開かれた。通訳の仕事は会場の案内や受け付けをしながら、多くの国の人達と会い、これから数日間の間、実際に会話したり、いろいろと指示したりするのである。すでに何度か経験しているメンバーもいて、積極的に彼らに話しかけている姿を見ていると、国境を越えるコミュニケーションの素晴らしさを実感できたような気がした。パーティーはバイキング型の立食パーティーになっていて、そこでは各チームの紹介や今回のコンクールの作業日程などが話されていた。会場にいた選手や通訳の学生、関係者はみんなとても楽しい雰囲気であり、パーティーが終わっても、興奮冷め止まぬ勢いでホテルのホールで話し続けていた。しかし、宿舎である厚生年金会館に戻ったら、明日からの雪像制作のミーティングをするチームがあるとのことであった。また、翌朝すぐ打ち合わせをするチームもあって、選手達からは和やかな中にも闘志が感じられた。</P><P>　２月３日、この日は「開会式」があった。通訳はその前に選手達に集合してもらい、多くの指示をしなければならなかった。「選手達には、開会式終了まできちんと整列してもらっていて下さい」と言われていたため、それぞれが割り当てられていたチームには注意を払っていた。そして結局、無事雪像製作の開始を迎えられたのである。</P><P>　2月4日から6日までの日程はほとんど同じである。選手は朝9時から夜9時まで雪像製作をする。通訳は朝9時前に来て夜9時まで雪像製作の見回りをし、その後夜11時まで除雪区間の出入り禁止の見張りをするのである。その見張りが問題で、私達が立ち入り禁止であることを一生懸命通行人に訴えても、それを振り払って近道をするために立ち入り禁止のロープを跨いでいく通行人がいたのである。すぐそばの信号を渡って行けばいいだけなのに、それさえも我慢できずに小さな子どもでも守れる規則を罪悪感のまるで感じられない態度で破っていく。これが現代人の悲しい現実なのであろうかと思うと、胸が張り裂けそうだった。</P><P>　2月7日、この日は昼に「表彰式」、夜に「さよならパーティー」が行われた。賞に入ったチームはもちろん、残念ながら入賞ならなかったチームも、「楽しかったよ」と言ってくれて、とても嬉しかった。ウェルカムパーティーからの6日間、各国の料理を食べることもできたし、ピンバッヂをプレゼントしてくれたチームもあった。様々な国の人達といろいろ接することができたし、刺激になる頼もしい学生通訳にも会えて、改めて本当に素晴らしい経験になったと思っている。これを機会にこれからももっと英語を身に付けて、積極的に国際交流の場数を踏み、どこから見てもマナーをわきまえた国際人になりたいと思った。</P><P>　今振り返ってみると、最初のうちは、果たして、まだちっぽけでしかない自分の英会話力は多くの国の外国人に通じるのかと、とても不安だった。しかしながら、いろいろな場面で、彼らに触れていくうちに、心の中の緊張のようなものがしだいに和らいでいくのを感じることができた。何か外国人に対しての意識的な壁が心の中で消えていくのが嬉しかった。また、公式通訳の方の姿を見て、その素晴らしさに驚き、「これが本物の通訳なんだ」と思った。そして、これからも日々英語の運用能力を錬磨していこうと心に決めたのである。</P><P>　私は、国際雪像コンクールは今まで見たことも聞いたこともなかった。しかし、経験すると、例年の行事として各国から選手を集め、みんな協力しあって一つの行事を成し遂げているのである。どの場面をみても、本当に国際親善の素晴らしい実践の場であることがわかった。私たち学生通訳にとってこの経験は、「真の国際人」へのファースト・ステップである、大変貴重な機会であった。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../38english/topics38.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A><BR></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>