<!--This file created 04.7.23 4:43 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>abe39j1</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">皇太子さま、皇室制度の問題点を述べる</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">２年　阿部　智美</FONT></P><P>　</P><P>　デンマーク、スペイン両国の皇太子の結婚式に出席するため、5月12日から24日まで欧州3カ国をご訪問された皇太子さまが、出発前の5月10日に行った記者会見で、今回の訪問にご同行できない皇太子妃雅子さまについて「キャリアや人格を否定するような動きがあった」と異例発言をされたことに注目が集まっている。</P><P>　今回のこの皇太子さまの発言に対し、湯浅利夫宮内庁長官は記者会見を開き、「真摯に受け止めている」と述べた。それと同時に、宮内庁は皇族の人々が不自由なく暮らせるように配慮するという本来の職務を完璧に遂行できていたのか、という不信感を我々に抱かせた。宮内庁のホームページには約110件の意見が寄せられ、皇居前では、宮内庁に向かってマイクで批判の声を上げる者もいた。</P><P>　本来ならば、皇族の人々が何か生活に不自由を感じた場合、それは側近に伝えるというのが筋である。しかし皇太子さまは、記者会見という公の場で初めてこのような事実を明らかにされた。これは、皇太子さまの精一杯の不満の表れであると受け取られている。</P><P>　皇太子さまはこの会見の中で、雅子さまについて次のように述べられた。「外交官の仕事を断念して皇室に入り、国際親善が大切な役目と思いながらも（結婚後の十年間に）外国訪問がなかなか許されなかったことに大変苦悩していた。雅子のキャリアや人格を否定する動きがあったことも事実です。」、「（結婚以来の）この十年、自分を一生懸命、皇室の環境に適応させようと努力してきましたが、そのことで疲れ切っているように見えます。」</P><P>　今回、皇太子さまと共にデンマーク、スペイン、ポルトガルをご訪問される予定だった雅子さまは、「体調が思わしくない」という理由で訪欧を断念された。雅子さまは長期にわたり静養していたにもかかわらず、未だ完全に回復されていない。これは日本国民として我々が最も懸念を抱いていた問題の1つである。マスコミはこれまで、主に「お世継ぎ問題」に関して雅子さまの苦悩を報じてきた。もちろんこのことも雅子さまのご病気の原因に含まれるだろう。皇族に入るまではごく普通の一般女性として生活してきた雅子さまが感じる、後に天皇になる子を産まなければならない、そのためにも産むなら男の子でなければならない、というプレッシャーや苦悩といったものはおそらく計り知れない。身体に負担がかかるのももっともだ。</P><P>　皇太子さまは帰国後には記者会見を開かなかったが、今回の発言で日本中が動揺したことを受けて、文書を発表した。個人に対しての批判などはするつもりはない、と述べられた皇太子さまだが、湯浅長官をはじめとする宮内庁職員が各自の職務を見直し、改善していく必要がある、と切実に訴えたことは確かである。</P><P>　そのような皇太子さまや雅子さま、皇族の人々に今必要とされるものは、「自由」である。この、ヨーロッパの王室では当然のことを日本でも取り入れ、より開かれた一般人に近い生活を皇族の人々にしてもらっても構わないのだ。特に皇太子さまご夫妻は愛子さまを育てながら、普段我々が近所で目にするような解放感のある普通の一家として暮らしていく生活が必要なのであろう。ただでさえこれまでの仕事をこなしきれていなかった宮内庁の職員達に、躍起になって何かをしろと頼まなくても、現在の皇族のあり方や皇室制度を考え直し、改善していくというのも皇族の人々を幸せへと導くための1つの方法である。日本独自の皇室制度というものも大切にしていかなければならないが、海外の王室制度にも目を向けて様々な様式を取り入れ、皇族の人々をより我々に近い存在にしていくこともできるのだ。皇族の人々が本当に求めている生活を実現させ、1日でも早く皇太子さまご一家がそろって幸せそうな表情で我々の前に姿を現してくれることを待ちたい。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../39english/topics39.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A>　</CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>