<!--This file created 04.7.23 4:44 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>fukazawa39j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">道案内ができない生徒</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">３年　深沢　歩</FONT></P><P>　</P><P>　生きる力をはぐくむことを目標とした「ゆとり教育」新学習指導要領が本格始動してから２年がたつなか、今年の千葉県の県立高校入試問題「国語」で受験生の約半数が全く得点できないという異例な正答率の低い設問があった。設問は散歩の途中、おじいさんに出会ったとの想定で、公民館までの道を尋ねられ、急な上り坂のあるAの道か、平らなBの道か道案内を作文で書かせる内容。自分が考えたことなどを的確に相手に伝えるため、適切な言葉で表現することを意図とする問題だったが、受験生の正答率はわずか１４％、しかも４６％の学生が０点と全く得点できなかった。</P><P>　他人へ自分の言葉で意思、考えを伝えることが生きていくうえでとても重要なのだが、受験生はこの設問に対してどのように答えれば点数がもらえるのか戸惑ったようである。解答の公式もなく、正答も１つではないこの問いに柔軟に対応できなかったのであろう。問題提示者側の真意を的確に理解することができず、点数を取れる問題に力を使ったのでは元も子もない。自分の言葉で自由に書かせるという新しい設問に前例がないので正答率が下がるのも仕方がないとの声もあるが、前例がなくては対応できないという学生の状態も残念なことだ。</P><P>　「ゆとり」の中で、豊かな人間性や生きる力を育むために、授業時間を使って学生に農家の手伝いを体験させるなど、さまざまな取り組みが実際に始まっている。学生が課外活動から得る経験と学校の勉強から得る知識、さらに日常生活から得る知識や経験がそれぞれ大切なものである。そしてそれらはさまざまな人との日常・非日常のコミュニケーションの中で増幅していくものである。ひとりの人間として生きていく上で自分の考えを周りの人達に明確に伝えられることはきわめて大切なことである。それができるためには、課外活動やクラブ活動、家庭などでの会話でも意識してやることが必要である。そうしていかなければ相手の真意をとらえて自分の考えを相手との関係やその場の状況に応じて的確に伝えることはできないのではないか。日本は、パソコンやテレビゲーム、携帯のメールをするなど直接自己を表現する必要がない世の中になってきているように思える。この点にもっと目を向け、「自己表現」できる子供を育てることが今後の教育現場の課題になっている。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../39english/topics39.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A>　</CENTER></P><P>　</P><P>　　</P></BODY></HTML>