<!--This file created 05.4.2 11:15 AM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>nishimoto41j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">新聞奨学生制度</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">３年　西元　尚史</FONT></P><P>　</P><P>　私達日本人は普通自分たちの親の資金に頼って大学に通学している。しかしある学生は新聞奨学金を受け取ることによって、親の援助なしに大学を卒業する学生もいる。新聞奨学生は新聞販売所に住み込みながら新聞配達や集金・営業・その他を行う。この制度は部屋と食事と月々の給料を稼げて、学校の授業料を稼げるので自分の力で大学や専門学校に通うことが可能になるのである。</P><P>　しかし、そんな新聞奨学生制度の実態は、甘いものではないのである。新聞奨学生のパンフレットやホームページをみると、親に頼らず自力で大学に通える、または周りよりも早く自立したいという文章が目立つ。実際、新聞奨学生制度は、安定した雇用を確保したい新聞販売店と、家庭の経済事情により学校に通いたくても通えない学生の利害が結びついて運営されている制度、と言った方が、実態に近いのである。</P><P>　つまり、奨学生制度は、新聞社が学生に援助をしてくれる制度というだけではなく、新聞社にとって安定した人材募集手段であり、奨学生は、得られる利益に見合った仕事をこなさなければならない。</P><P>　現在の新聞奨学生の制度には様々な問題がある。それは、仕事量や待遇は必ずしも新聞奨学生のパンフレットに載っているもの通りではなく、店によって大きく違うのが実情である。また、入学金や学費を支払うために奨学会から借金をし、働きながらそれを返すという形式のため、契約された期間より前での退職がかなり難しくなっているというのが実情である。</P><P>　他にも、奨学生ならでは特に苦労がある。配達がある日は3限目の授業（14:30終了）までしか取れないのである。これは単位の履修において大いに苦労することを意味するのである。</P><P>　嫌なことが多いし、辛いことしかないように聞こえるかもしれないが、実際配達中に客から感謝されたり、雨や雪の日の配達を終えたときの安堵感は他の何物にも変えがたいものである。新聞の配達が休みの時間は自立した大学生なのであると胸を張ることができるだろう。しかし、奨学生の中には辛かったり他の事情でやめていく人も何人かはいた。続けれなかった人のほとんどは大学も続けられないことが多い。</P><P>　4年という短い学生時代はそれを有意義に使うことができている人は少ないと思う。学生であれば学生生活をいかに楽しく有意義に過ごすかについて考えるのだが、奨学生は今日の配達を優先する。クラブ活動は次になり、楽しいことは後回しとなる。しかし、精一杯努力しているのはアルバイトをしている学生も一般の学生もみな同じであろう。卒業したら奨学生であろうが普通に過ごしてきた学生であろうが社会人というスタートラインに立つのである。そのときになって大学時代にどうすごしたかで実力が試されるのである。奨学生であればぜひ続けて卒業し、その苦労が報われるように健闘を祈りたいと思う。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../41english/topics41">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>