<!--This file created 05.7.30 6:16 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>takagi42j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">宮尾登美子文学記念館について</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　高木　香苗</FONT></P><P>　</P><P>　今年のNHK大河ドラマ『義経』の原作『宮尾本　平家物語』（全4巻）の作者、宮尾登美子さんの文学記念館が、平成17年4月23日、北海道の道南にある伊達市にオープンした。伊達市の｢道の駅｣である黎明観に隣接して建設されたこともあり、賑わっている。</P><P>　宮尾登美子文学記念館を伊達市に建設することになった経緯は、この作品の執筆とおおいに関係がある。宮尾登美子さんは平成11年から15年の夏の間、伊達市近郊に山荘を建てて、この本の執筆活動をつづけていた。このことと、さらには彼女の作品と業績を広く世の中に伝えたい、という市民からの要望が相まって、この記念館は建設された。また、伊達市の観光復興にも貢献できる施設としても期待されている。建設費は、市の財源だけでは難しいため、日本宝くじ協会の助成や北海道からの補助、市民の寄付金に頼ることになった。また、運営は指定管理者制度に基づいて、｢特定非営利活動法人だて観光協会｣へ委託され、入館料などから運営費を生み出し、市の財源を投入しないようになっている。</P><P>　宮尾登美子文学館には、主に『宮尾本　平家物語』の原稿、日記、手紙、作品、愛蔵品、その他に伊達市にゆかりのあるものなどが展示されている。中でも目を引くものは、『宮尾本　平家物語』を執筆するにあたって書き綴った、何十冊に及ぶ取材ノートと何千枚もある原稿である。そこから、宮尾登美子さんの本を作り上げていくという情熱と意気込み、努力がひしひしと伝わってくる。他にも、宮尾登美子さんの愛蔵品から、宮尾さんの人物像が見えてくるような展示が見る者を引きつけてやまない。</P><P>　宮尾登美子さんとは、大正15年、高知市出身。自らを｢主婦作家｣と称するように、家事と育児をしながら執筆活動を続けてきた。そのため、作品には女性に焦点をあてたものが多い。主な作品は、宮尾登美子さんの自伝的4部作といわれる『櫂』、『春橙』、『朱夏』、『仁淀川』である。多くの作品は、映画化や舞台化、テレビドラマ化されている。</P><P>　高知市出身の宮尾登美子さんが、なぜ伊達市を選んで平家物語の執筆をしたのだろうか。その理由は、宮尾登美子さんが東京の夏の暑さに弱いため、北海道の夏の涼しさに魅せられたからである。それに加え、自宅に居ても来客が多く執筆活動に集中できる環境ではなかったようである。伊達に来て以来、北海道特産のじゃがいも、かぼちゃ、牛乳、バターが大好物になり、キタアカリ（じゃがいも）は今も食べているそうで、道民としては嬉しい限りである。建てられた山荘は、現在では売却されてしまったが、年に1度は伊達を訪れたいと述べている。</P><P>　これから、宮尾登美子文学記念館は、「生きた文学」に触れることができる場所として、多くの人々に社会的教育のために活用されて、文学により親しみやすい場所になっていくだろう。そこから、伊達市の歴史・文学に親しむ観光が発展していくことが期待される。</P><P>　しかし、宮尾登美子文学記念館を伊達市だけの財産と考えるのではなく、旭川の三浦綾子記念文学館、ニセコの有島武郎記念館などと同様に北海道の大きな財産と考えるべきである。北海道ゆかりの作家たちの文学記念館がこれからも増えていけば、北海道の文化の発展にもつながっていくだろう。このような意味で宮尾登美子文学記念館はおおいに意味のあるものであるので、道民みんなでこれらを育ててゆくべきなのである。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../42english/topics42">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>