<!--This file created 05.12.18 5:29 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>takagi43j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">ドラマ「女王の教室」は現実の校内暴力を反映する</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　高木　香苗</FONT></P><P>　</P><P>　今年（2005年）の7月から9月まで日本テレビで放送されていた、天海祐希主演の「女王の教室」。テレビ番組の最終回の視聴率調査では、上半期のテレビ番組の中で第2位という結果になり、ドラマの続編や映画化されるという案もあがっている。しかし、「ドラマの内容が酷過ぎる」、「ドラマの放送を中止しろ」などという批判の声が、番組のホームページに書き込まれたほどであった。「ドラゴン桜」や「女王の教室」などの学校問題を取り上げているドラマが人気を集めている中で、文部科学省が2004年度の学校内での校内暴力の調査結果を今年（2005年）の9月22日に発表した。この調査は、全国公立小中高校で実施されたものである。2004年度の学校内での校内暴力の件数は1,890件で、前年度よりも18%増加している。小学校での校内暴力は336件、前年度に比べると33%増加している。おそらく、「女王の教室」の人気は、最近の日本の小学校での問題の増加を反映しているのだろう。　</P><P>　「女王の教室」のストーリーは、「鬼教師」の阿久津真矢先生に挑む、6年3組の生徒の卒業式までの1年間の物語である。しかしながら、ドラマのテーマは、阿久津先生による生徒達に「甘ったれる」ことを許さないような厳しい日本の学歴社会を生き抜くための教育・指導である。それはしばしば、先生、生徒、保護者、教育委員会にまで広がる問題が取り上げられている。阿久津先生の教育指導の内容は、テストで高得点を取った生徒には特別な特権を与え、下位2名にはクラスの雑用を全てまかせることであったり、生徒に生徒の監視をさせて何か間違いを起こせば阿久津先生に密告させたりといったことである。いずれのことも、彼女の生徒たちや保護者や教育者には理解ができない指導である。しかし、阿久津先生はまだ世の中のことをわからない生徒たちにわざと理解が困難な問題を投げかけ、自分たちで解決する能力を身につけさせるために、そのような指導を行っていたのだ。厳しい教育指導ではあるが、教育熱心で生徒のことをいつも考えている阿久津先生の様子が見て取れる。阿久津先生は、この様な特別な教育指導で彼女の生徒達に対する深い共感と関心をテレビの視聴者に与える。それが、このドラマの人気の要因ではないのだろうか。</P><P>　なぜ学校問題は起こってしまうのだろうか。現代の生徒が抱えている問題は、受験での親からの圧力や、家庭内での問題、学校でのいじめなどが原因で感情を抑圧して情緒不安定になっているということである。また、現在の学校教育者の置かれている立場は、生徒とその保護者、教育委員会からの3方面からの圧力がかかっていると考えられる。そのため、自由であるべき教育が様々に制約され、社会的・道徳的な教育のような余計なことは全て排除されてしまった。その結果、生徒に甘く、親の目をうかがうような教育をするようになってしまう。その上、教育委員会は文部科学省の意向のままに職員を動かそうとする。そのため、教育現場の教師のみが問題を抱え込まざるを得なくなり、様々な問題が放置されてしまうことがある。その結果、教師が精神的に追い込まれたり、休職したりする。そして、この様な教師の弱い立場につけこんで、生徒が先生を日頃の憂さ晴らしのはけ口にしてしまうのも、校内暴力が起こってしまう要因の1つであろう。</P><P>　客観的にみてみると、「女王の教室」と現在の日本の教育制度との関係はなんだろうか。「女王の教室」では、阿久津先生の個人プレーで厳しい教育指導を行っていたが、結果的には生徒の良い道標として、生徒からは良い評価を受けた。しかし、これが集団プレーで教育指導を行っている教育委員会には評価されなかったため、阿久津先生は最終的には学校をやめさせられることになるのである。教育委員会の方針にそぐはないからといって、その教師を「再教育」することや、生徒たちから良い評価を受けていた先生を辞めさせてしまうということは、正しい選択なのだろうか。このテレビドラマは、私達に教育とは何かということについての深い示唆を与えてくれた。</P><P>　現在の学校教育現場制度では、文部科学省の教育方針に従おうとすることだけに意識が向けられて、生徒たちには意識が向けられていないのではないかと考える。私達は、生徒にとっての良い教育とは何か、また教育委員会や保護者の在り方についてじっくりと考えてみる必要があるだろう。</P><P>　ところで、10月19日付けの北海道新聞に「義務教育の構造改革」についての記事が載っていた。その内容は、全国学力テストや教員免許更新制度の導入などのことについてであった。これらのことは、現在、中央教育審議会で審議が続けられている。果たして、「義務教育の構造改革」で日本の義務教育の制度は改善されるのであろうか。今、日本の義務教育の制度は変わり目に直面しているように感じる。私達は、未来の子ども達に目を向ける必要がある。彼らは、日本の未来の基盤になるであろう。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../43english/topics43">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>