<!--This file created 05.12.20 7:01 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>yoshida43e</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">国境を越えた助け合い</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">1年　吉田　文恵</FONT></P><P>　</P><P>2005年7月2日、イギリス、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、南アフリカ、イタリア、ロシア、日本の世界9都市同時に世界中の有名アーティストが集まり、「ライブ8(エイト)」という大規模なチャリティーライブが行われた。イギリスのロンドンから始まったこのコンサートは世界の約30億人が現地に行ったり、テレビを通して見たと言われている。</P><P>この「ライブ8」の目的は8カ国首脳に（1）アフリカの債務帳消し（2）援助金の増額（3）世界の貧困を過去にすることをアピールすることであった。</P><P>このライブの先頭に立ったのは、アイルランドのロックバンド、U2のボノである。rockin'onによると、彼はスコットランドで行われたＧ8サミットでドイツのシュレーダー首相、アメリカのブッシュ大統領、フランスのシラク大統領らにアフリカの最貧国への開発援助金を増やすために何回もの議論をしてきた。彼の努力とこのライブの結果、募金も集まり、今年度アフリカへの援助金額は500億ドルになったが、アフリカ14ヵ国への債務帳消しは叶わなかった。</P><P>歴史を振り返ってみると、ボノは1999年から最貧国の債務帳消しに取り組んできた。彼は、北アイルランド紛争、ボスニア内戦へのメッセージを曲にして非難を浴びたが、彼は活発に政治に取り組んできた。更に彼はDATA(負債、援助、アフリカのための交易)という組織を作り、発展途上国に公平な貿易をと訴えたり、エイズ撲滅のためにアフリカに尽くしてきた。長期にわたって政治に取り組み、自身のバンドがチャートで1位をとるミュージシャンはこれまでいなかった。このように政治的活動をしているボノを先頭に開催された「ライブ8」で、チャリティーライブの段階ではなくて、国の政策として解決する方法を選んだのだ。</P><P>このアフリカに対する援助は今年初めて行われたわけではない。1984年にイギリスのボブ・ゲルドフが、テレビで飢餓に苦しむエチオピアの人々を見たことがきっかけで彼らを助けるために「バンドエイド」というグループを結成したことからこの歴史は始まる。これが20年後の「ライブ8」の元になっているのだ。</P><P>この次の年の1985年にボブは「私達は数百万人が何とか生きていく手助けをしてきたが、彼らにもっと生き生きとした生命を与えなければならない」と言い、「ライブエイド」の構想を発表した。そして「ライブエイド」は、7月13日にアメリカとイギリスの2つの会場で開催された。この「ライブエイド」は、マドンナ、ボブ・ディラン、エルヴィス・コステロ、レッド・ツェッペリン、ザ・フーなどビッグアーティストたち、約66組が出演した。</P><P>「ライブエイド」の前年に発売されたアフリカのチャリティーソングの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス？」の売り上げは約2700万ドル。この売り上げは食料や医薬品、給水車、医療用テントとしてエチオピアに送られた。全世界での「ライブエイド」の収益金は約3.5億ドルになった。日本ではライブエイドのテレビ放映でミスがあったために300万ドル程度しか集まらなかった。この収益金はエチオピアで灌漑設備や井戸の設置などの多目的に使われた。</P><P>ボブは「ライブエイドの目的は、金を集めるところにある」とはっきり言った。更に「出演者がどれだけ観客を集められるかという点で出演者を選んだ。より多くの人を呼ぶことが出来れば、より多くの金を集めることが出来、アフリカで生きられる人の数が増える」と言った。この3.5億ドルで、この時点ではボブ・ゲルドフも多数ミュージシャンもこれで満足せざるを得なかったのである。</P><P>しかし、この20年間に何が変わったのであろうか？結局、元通り、貧困は無くならなかった。そしてボノの登場である。ライブ8を単なる1985年の「ライブエイド」のようなチャリティーコンサートに終わらせたくなかったのである。アフリカの貧国の問題を政治問題と捉え、先進国の人たちの目をアフリカに向けさせると同時に、各国首脳に訴えたのだ。500億ドルがその成果であった。ボノがアフリカに不足していることを政治家に託し、この「政治的動き」は大成功に終わった。</P><P>貧しい国を豊かな国にするのは、非常に困難である。ミュージシャンと政治は関係がないかもしれないが、彼らは人を助けるために立ち上がったのである。その行動に人々は感動し、賛成だったためにこの大規模なチャリティー活動に協力したのである。助ける国が自分の国ではないのに手を差し伸べるなんてどれだけ人間的なことか。人と人とが助け合うことは、今の世の中では少なくなってきていると思う。自分のことを考えるのに精一杯になって、他人のことを考えられなくなっているのだ。それを「ライブ8」、「バンドエイド」、「ライブエイド」は気づかせてくれた。ただ音楽を世界中に届けるだけではなく、人と人との助け合いも届けてくれたそれらの活動は、これから先も続いて、助け合いというメッセージを伝え続けて欲しい。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../43english/topics43">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>