<!--This file created 06.4.7 3:18 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>44fukazawaj</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">別れるとき・・・</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">スヴェトラーナ・ユルマノヴァ</FONT></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">(4年　深沢　歩訳)</FONT></P><P>　</P><P>　あれは4年前の2月のある夜遅くのことでした。実のところ、私は寝ていました。そこに電話が鳴りだしました。私は日本の札幌大学で働かないかと勧められました。朝しばらく考えてみて「なんて面白い夢なのだろう！ああ！でもこれは夢ではない！！！」と思いました。</P><P>　私の住んでいた町はそんなに大きくはないのですが、いろんな国から学生が学びに来ていました。でもそこに日本人は一人もいませんでした。実際、私はテレビで日本人を見たことがあるんですけれども…。</P><P>　皆さんはロシアの中央地域の小さな都市で生活している人が日本についてどんなイメージを持っているか知っていますか。それはだいたい次のようなことです。</P><P>　「日本―これは日出づる国。でも、ほかの国にも日は昇るのですからこれは理解しがたいことです。日本には侍と芸者が暮らしています。侍は2本の刀を身に付けています。いや、彼らは歩いているのではなく、桜の木の下に座って酒を飲んでいます。また日本人は魚を食べます。もしかしたら生で食べるのかもしれない。つかまえ、そして食べます。骨ごと食べるのでしょうか、それともつばといっしょに吐き出すのでしょうか。日本はハイテクな国だから、もしかしたらもう骨のない魚が作られているかもしれません。芸者は着物を着ています。それ以上のことは知られていません。日本にはとても優れた技術があります。これは不思議なことです。なぜなら侍と芸者になぜ技術が必要なのだろうかと思うからです。このように、とても不思議でよくわからない国。遠くて違う国」</P><P>　１年後。書類が作成され、飛行機のチケットが用意されました。モスクワのシェレメチボから飛行機で9時間、「ああ、なんて恐ろしいんだろう！私は生まれてから飛行機に乗るのは今回で2回目なんですもの!!!」東京の成田に到着。こんにちは、未知なる国。</P><P>　私は3年間の日本での生活中に3回、心の移り変わりがありました。まず最初の月では「何もわからない！」という状態で、2ヶ月目には「みんなわかった！」と感じ、2年半後は「なんておもしろいんでしょう！これは決して理解できたというわけではないけれど、なんておもしろいんでしょう！」と思うようになっていました。</P><P>　実際のところ、ロシアと日本の生活や伝統、文化間の差は大きいです。しかし日本にいて、1つわかったことがあります。外国は遠い国にもなりえるし、近いものにもなりえるということです。すべては周りにいる人たち次第なのです。</P><P>　私はこの上なく運がよかったです。1万キロも故郷から離れたここ日本にいて、私は1度も孤独や疎外感を感じることがなかったからです。私の周りにはすばらしくて、親切で思いやりのある人たちがいます。どんなことでもわかりやすく教えてくれて、喜びを分かち合い、困ったときは助けてくれる…親愛なる同僚の方たち！すばらしい学生たち！失敗に対して寛大で、思いやりがあり、心配りのある親切な皆さんに私は心から感謝しています。</P><P>　ここ日本で私と私の子供はたくさんの面白いことや新しいものを知りました。次女と一緒に私は茶道を少しやっていました。長女は札幌大学の合気道クラブの練習に、次女は書道教室に参加しました。これはとても貴重な経験でした。それというのも、わたしたちの故郷にはこんなチャンスを持っている人たちはいないからです！</P><P>　仕事に関して言うならば、札幌大学ではまたとないような最高の条件で働くことが出来ました。一例をあげると、研究室は一般的なロシアの大学教授が夢にも見ることの出来ないようなあらゆる設備が整っていると思います。日本の学生に教えることは楽しくておもしろいことでした。学生たちに私の授業の悪い印象が残ってないことを祈ります。</P><P>　皆さんありがとうございました。ここ日本で過ごしたすばらしい3年間を私と娘たちは絶対に忘れません。先の人生がどうなるかは誰もわかりませんが、私たちの心からの夢は、もう一度日本と札幌大学を訪れることです。</P><P><CENTER>　　<HR><A HREF="../44english/topics44">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>