<!--This file created 06.8.1 4:40 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>iseya45j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">大きくなる牛乳廃棄問題</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　伊勢谷　優子</FONT></P><P>　</P><P>　北海道は全国一酪農の盛んな地域で、酪農家も多い。そのため牛乳は北海道の特産品と言えるであろう。この酪農の盛んな北海道に衝撃的なニュースが飛び込んできたのは2006年3であった。なんと約1000トンもの牛乳が廃棄処分されてしまったのである。驚くことに、牛乳廃棄をするのにも費用がかかり、それを税金で賄ったというのである。</P><P>　1000トンとは牛乳1リットルパック約100万本分である。このような事態を招いた原因は何だったのか、そして牛乳廃棄を防ぐ方法が他になかったのだろうか。</P><P>　牛乳廃棄の背景として挙げられるのは、牛乳の消費量低下である。ここ10年間で牛乳の消費量は5％低下していた。この原因は消費者の嗜好が変わり、牛乳から茶系飲料、ミネラルウォーター、豆乳などに移行したことであろう。</P><P>　こうして牛乳の消費量が低下している一方で、2005年は天候に恵まれたおかげで飼料が良く育ち、今年は搾乳量が増えたために出荷量が増えたのである。消費量が低下しているのに出荷量が増えてしまっては、需要と供給のバランスがうまく取れるわけがないのだ。</P><P>　その結果1万トンの牛乳を減産することに決まった。このことは多くの酪農家を悩ませた。普通、酪農家は2年先を見越して生産計画を立てるため、急な出荷量の削減に対応しきれないのだ。</P><P>　乳牛は搾乳をしなければ乳房炎などの病気になってしまうため搾乳を止めることは出来ない。つまり、牛乳の利用方法がなければ、搾っては廃棄するという作業を繰り返すことになるのだ。</P><P>　余った牛乳を加工会社に搬入しバターやチーズに加工する作業を試みたものの、それでも搬入される牛乳の量が多すぎるために工場の生産能力が追いつかず、牛乳が余ってしまう状態だった。生産過剰になった牛乳を全て加工するということは不可能なのだ。</P><P>　ホクレンショップは牛乳1パックに200ccのパックを無料でつけるキャンペーンを行ったり、JR札幌駅で牛乳を無料配布するなどして、牛乳の消費拡大を目指した。また牛乳を使った料理の冊子や、バター1500個を無料で配るなどして消費者の関心を引き、売上向上を目指した。</P><P>　こうしたキャンペーンを行っているのはホクレンだけではなく、観光施設でもさまざまな方法で行われている。例えばチェックインした客に無料で北海道産の牛乳を配ったり、ウェルカムドリンクやティータイムにはカフェオレやミルクティー、ナイトドリンクとしてホットミルクを提供している。</P><P>　また、観光施設には道外からの観光客が多く訪れるため、積極的に北海道の牛乳の良さをアピールし、地元特産品として売り出していくことで消費拡大を目指している。</P><P>　実は今回1000トンもの牛乳が廃棄されたが、これは道民１人あたり180ccの牛乳を飲むことで防ぐことが出来たのだ。つまり、１人１人が少しずつでも積極的に牛乳を摂取することで廃棄が防げたのである。あるいは、廃棄する牛乳があるのなら、政府やホクレンが経費を出して1000トン分の牛乳を無料配布した方が、消費拡大に繋がったのではないだろうか。北海道の特産品といえる牛乳を有効に利用して欲しいものである。</P><P>　誰でも知っていることだが、牛乳は体に良い食品である。牛乳を嗜好品として好き嫌いで飲むのではなくて、単純に1日1本は牛乳を飲むとか、牛乳を使用する各種料理を工夫するなどしたいものである。</P><P>　北海道の別海町では地域ぐるみの牛乳消費拡大運動のおかげで、消費量が前年の20％以上上回るという実績を残した。このように、町ぐるみ、地域ぐるみの協力もまた、牛乳廃棄問題を解決する一歩になるであろう。今後絶対に牛乳廃棄を決して二度と繰り返さないために、私たちができるあらゆる事を考え行動していかなければならない。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../45english/topics45">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>