<!--This file created 06.8.1 4:40 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kanazawa45j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">ダ・ヴィンチ・コードの楽しみ方</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　金沢彩美</FONT></P><P>　</P><P>　「ダ・ヴィンチ・コード」はアメリカの元英語教師ダン・ブラウンの3冊目の小説である。ダン・ブラウンの著書は綿密な取材を基に、「この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている」と記述されているため、キリスト教関係者、宗教学者などを含め世界中の人たちに大きな反響を巻き起こした。</P><P>本書は2003年にアメリカで出版されてから、現在までに44言語に翻訳され、日本で400万部、世界で6000万部を売り上げる大ベストセラーとなる。さらにはコロンビア・ピクチャーズによって映画化され、2006年5月20日に全世界で公開された。</P><P>　物語は、パリのルーブル美術館で起こった奇妙な殺人から始まる。主人公は被害者の残したレオナルド・ダ・ヴィンチの｢ウィトルウィウス的人体図｣を模したダイイングメッセージを解読し、ダ・ヴィンチ自身の残した「モナ・リザ」、｢岩窟の聖母｣、｢最後の晩餐｣などの絵画に隠された暗号を解き明かすうちに、被害者が守っていたキリスト教に関する重大な秘密を知る。その秘密を奪うために被害者や他の秘密の守人を殺害した敬虔なカトリックの一派「オプス・デイ」は、主人公たちをも亡き者にする為に2人を追い始める。</P><P>　この本の魅力は、真偽は別として、古代キリスト教や、秘密結社、芸術作品などに関する一般の人々になじみの無い情報をたっぷりと盛り込み、解説していることで今まで興味が無かった人たちが関心を持つきっかけを作ったところだろう。ダ・ヴィンチ・コードの用語や内容についての解説本は記述の肯定、否定に関わらず和書だけでも20冊以上出版されている。また、ルーブル美術館をはじめとするダ・ヴィンチ・コードの舞台を巡るツアーも好評だ。</P><P>　もうひとつの魅力は、暗号を解いては、また謎が現れるといったミステリーの要素と、警察や暗殺者に追われながら手がかりを求めてイギリスまで移動するというサスペンスの要素がたっぷりと含まれているところである。まるでジェットコースターのように様々な出来事が起こるので、単行本で、652ページ、文庫本では858ページもある長編小説は気が付いたら下巻の最後にたどり着いてしまうのだ。</P><P>　ところで本書の重要なキーワードに、聖杯とマグダラのマリアがある。マグダラのマリアとは、新約聖書の福音書に出てくる、キリストの処刑と復活にも立ち会った娼婦や罪深い女であったと伝えられている女性だ。しかし、20世紀後半になり、キリストを神とするとバチカンが認めた頃に禁書として破棄されていたはずの福音書がいくつか現れたことで研究が進み、マグダラのマリアの名誉も回復した。そして最近では本書で書かれているようにイエスの妻で子供もいたという説も広がっている。</P><P>　聖杯とは、キリストが最後の晩餐で自分の血と称してワインを注ぎ、翌日キリストの処刑で体に槍を刺された時には体から流れた血を受けたとされるキリストの遺品であるが、ダ・ヴィンチ・コードでは、本書では聖杯がただの杯ではなく、キリストとマグダラのマリアの婚姻と子孫の存在の証拠だとされている。</P><P>　このような記述に関して、映画の公開の直前に世界各地の教会から非難の声が上がった。カトリックでは、教会の歴史を著しく傷つけているとコメントしたり、映画のボイコット、さらには映画配給元であるソニー製品の不買運動までも呼びかけた。また、オプス・デイは映画監督に作品がフィクションであるという但し書きをつけるように要求するが、監督は拒否している。</P><P>　果たして、この小説がフィクションであることを表示する必要はあるのだろうか？その必要は全くないであろう。事実に基づいて書かれていると記述されているとはいえ、この小説はあくまでもキリスト教問答をする本ではなく、架空の人物や事件を描いて世界中の人々を夢中にさせた一級品のエンターテインメント小説なのだから。</P><P>　現在ダン・ブラウンはダ・ヴィンチ・コードの続編を執筆中である。次回作も、人々にあまり馴染みのない題材で読者を大いに楽しませ，好奇心を持たせてくれることに期待されている。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../45english/topics45">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>