<!--This file created 06.8.1 4:41 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>yoshida45j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">知的障害者と共に生きる</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">2年　吉田　文恵</FONT></P><P>　</P><P>　知的障害とは、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的な行動に何らかの支障があることを示す。法律上では知的障害の定義は存在しないが、福祉施策の対象者としての知的障害者について定義する法律はある。しかし、その定義個々の法令においてまちまちである。田中ビネー、WISK、K-ABCなどの標準化された知能検査で、知能指数が70ないし75以下の値が出ると知的障害とみなされる。</P><P>知的障害には4つの段階がある。知的障害のある人の約8割が、知能指数50〜70程度の軽度と言われている。軽度の知的障害のある人は健康状態が良好であることが多い。残りの2割の人は、中度、重度、最重度で、脳性まひ、てんかん、心臓病などとの合併症が見られる。知的障害は、遺伝や、遺伝子の組み合わせで起こってしまう。</P><P>このように知能指数で分類されてしまうために70〜85程度で健常者との境の人は知的障害者として認定されない場合が多く、支援を受けられずに厳しい状況におかれることがある。知能検査を受け、知的障害者に認定されると療育手帳が交付される。これで各種料金が割引されたり、免除されたりする。また、障害年金や、特別障害者手当などの制度がある。</P><P>　知的障害のある人は一般的な就労は難しいとされているが、軽度でも重度でも、本人の能力に合っている環境であれば問題はない。そのような就労が困難な場合は障害者の保護者やボランティアなどが解説する通所施設などで活動する例が多い。</P><P>知的障害がある人たちは、高等養護学校などを卒業すると同時に就職したり、養護施設に入所する例が多い。就職は、我々健常者の就職活動とは違い、養護学校の先生、施設などがある程度準備をしてくれる。働くかいなかは本人の自由であるが、彼らは自分たちのやっている仕事に誇りを持ち、一生懸命働いている。しかし、自分の感情を上手くコントロールできずにトラブルが起きたりするが、そういう場合はうまく仲間や健常者の職員が仲を取り持って乗り越えているようだ。施設内や通所施設で活動する場合は、一般的な就職のイメージとはかけ離れている。</P><P>　我々が考える一般的な就職は親からの援助はなく生活していくことができる給与をもらう。しかし、施設などで活動する場合は、親が生活費を払い、１ヶ月の給料は2000〜3000円、低いところでいくと500円、もしくは支払われない場合がある。職場によって違うが、軽度の人も重度の人も同じ仕事をしていたら給料の額は同じである。しかし、この金額では生活していけない。日常の生活用品を買うのでもやっとである。しかし、生活費とはそれだけではない。衣服を買ったり、食事をしたり、出かけたり、到底3000円では１ヶ月生活は出来ない。もしこれで親の援助がなかったらどうなることか。</P><P>施設内で活動する人たちは個々の能力に合わせ、リハビリを兼ねて仕事をしている。私が見学したことのある施設では、クッキー・パンの製造、缶詰工場、ソーセージ工場、乾燥したとうもろこしの皮で人形を作る作業所、などがあった。彼らの作った製品は町のスーパーやお土産店、地域のお祭りなどで販売されている。彼らの作る製品は、機械で作った物のように正確で、形がそろい、とても驚かされる。食品は有名なメーカーのものよりも味がいい。売り上げは製造費や管理費などに消え、彼らに支払われる給料は初めから「お小遣い程度のもの」と言われて支払われている。しかし彼らはこれらの仕事を生き甲斐として働いているのだ。この額を丁度いいと思う人もいれば、少ないと思う人もいるだろう。社会に認められていないのではないだろうか。</P><P>　一方で、一般企業で働いている人たちの給料は5万円程度。昇給もある。施設内で働いている人たちに比べると格段に高い。それでも健常者とは比較にならない低さだ。さらに、給料は良いが、一般企業でも様々な問題がある。健常者や社会ともかねあいである。</P><P>社会には未だに障害のある人への差別が残っている。そのため、酷い場合では虐待を受けることがある。彼らには働く能力があって一般企業に入って仕事をしているのにどうして差別や虐待をうけなくてはならないのか。これは差別する人たちの心の問題であり、現状がすぐに変わることはないだろう。</P><P>そういう人たちは先入観にとらわれ、障害のある人たちの心が見えないのだ。一度でも彼らの優しい人間味溢れる心に触れることが出来たら、差別する人たちの考えは変わるだろう。しかし、障害のある人たちを雇う会社、その社員達は優しく受け入れて欲しい。これは特別扱いではなく、健常者と同等にすると言うことである。知的障害を持つ人たちは素直で心の優しい人たちが多い。健常者よりもずっとだ。現代の社会で働く人たちが忘れている心を彼らは持っている。機会があれば、知的障害がある人たちと触れあって欲しいと思う。私たち健常者は、障害を持っているが心は私たちよりも立派であるかもしれない人たちを、少なくとも同じ人間として互いに尊敬し、協力し合っていきたいものである。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../45english/topics45">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P><P>　</P><P>　</P></BODY></HTML>