<!--This file created 08.7.26 1:34 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kanazawa50j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">ブルーマンの魔法</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">3年　金沢彩美</FONT></P><P>現在、アメリカの有名なパフォーマンスグループが来日公演を行っている。彼らの名前はブルーマングループ。世界中で笑いと音楽の青い魔法をかけている3人組だ。</P><P>1987年、友人同士だったマット・ゴールドマン、フィル・スタントン、クリス・ウィンクが始めた路上パフォーマンスでブルーマンは生まれた。パーカッションのリズムやロックに乗せて行う無言のパフォーマンスはニューヨークで人気を博し、1991年オフブロードウェイの劇場アスタープレイスシアターで開始された公演は現在も続いている。そればかりではなく、ボストンやシカゴ、ラスベガス、ベルリン、アムステルダム、トロント、ロンドン、オーランド、オーバーハウゼンなどでも公演が行われている。また、彼らはグラミー賞にノミネートされるなど、音楽に対する評価も高い。</P><P>私がブルーマンに出会ったのは2005年の夏休み、英米事情でアメリカへ行った時のことだ。その何年か前のパソコンのCMに出ていたということくらいしか知らなかったので、次の日に見に行くオペラ座の怪人よりは期待していなかった。ところが、それは大きく覆される。映像や音楽、水道管を使った楽器に、観客を巻き込むなんでも有りの演出。終演後までも楽しませるブルーマンに私はすっかりのめりこんでしまったのだ。</P><P>帰国してから購入したDVDやCDを観て、ブルーマンと再会するのを夢見ていた去年の夏、待ちに待ったニュースが飛び込んできた。ついに日本公演が決定したのだ！私は嬉しさの余り半年も前からチケットを購入し、日本公演が始まったばかりの12月、ニューヨークの感動を共にした友達と彼らに会いに東京へ向かった。</P><P>ごちゃごちゃとした六本木の街で散々道に迷い、ブルーマンのために建てられたインボイス劇場に到着したのは開演10分前を切った頃。息を切らせて4階分の階段を駆け上がった私達の目の前に現れたのは、ブルーマンのように真っ青な建物だった。とりあえず到着したことにほっとしてロビーに入る。全体的に薄暗く、チューブやダクトがむき出しのまるで倉庫のような作りになっていた。ニューヨークよりも何倍も大きな劇場だが、雰囲気をうまく再現していて期待感はどんどん高まった。</P><P>ブルーマン独特の鑑賞法と言えば、全員に配られる紙テープを頭や腕に巻きつけること、そして前方の人はポンチョを着るということだろう。彼らは公演中ペンキや食べ物をしょっちゅう飛ばすので油断が出来ないのだ。3列目の私ももちろんポンチョ姿だった。</P><P>舞台に設置された電光掲示板に流れるメッセージでいよいよショーは始まった。ニューヨーク版をもとに作られた100分間の公演で、私はニューヨークを思い出し、日本語訳や、日本独自のアイデアに驚き、ユーモアあふれるジョークで大いに笑い、ロックのBGMに合わせて絶叫し、劇場が一体になるのを感じながらその圧倒的な時間は瞬く間に過ぎてしまった。おまけにブルーマン達は終演後もニューヨークと同じようにロビーに出てグリーティングを行ってくれた。私はパンフレットと頬にサイン代わりのキスマークをつけてもらい、劇場に入ってから出る瞬間までとことん楽しませようというブルーマンやスタッフに感動して劇場を後にした。</P><P>笑いだけ、音楽だけ、アートだけではなく、掛け合わせたからこそ何倍にも広がる感動は一度観たら忘れられない。観客が変われば舞台も変わる。同じものが二つとないからもう一度観たくなる面白さがある。百聞は一見にしかず。ぜひとも劇場を訪れてほしい。そうすればきっと青い魔法にかかってしまうはずだから。</P><P><HR></P><P><CENTER><A HREF="../50english/kanazawa50e.html">Kanazawa<BR></A><A HREF="../50english/topic50">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>