<!--This file created 08.7.26 1:34 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>takagi50j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">映画の親子愛と家族像</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">４年　高木　香苗</FONT></P><P>　</P><P>　『マリと子犬の物語』を札幌シネマフロンティアで、1月17日に観た。この映画は、新潟県中越地震により飼い主と離れ離れになった犬のマリと子犬たちが、カラスに襲われたり、食べ物を探したり、橋から川に落ちたり、雨風にさらされたりという様々な困難の中、また飼い主に会うことができる事実に基づいた話である。犬の親子愛が非常に良く描かれている作品であった。親子連れの観客が多かったのだが、上映中、子どもたちのすすりなく声が聞こえてきて、驚いた。マリと子犬たちを見て、素直に感動していたのだ。子どもたちは純粋に、親子の愛を理解していると感じた。</P><P>　『マリと子犬の物語』の親子愛とは対極的に、家族を殺害する事件を最近よく耳にする。例えば、昨年9月に京都で、手おので父親を娘が殺害したという事件、今年1月に青森県で、母親と2人の子どもを長男が殺害し放火した事件などである。私たちにとって家族とは何なのだろうか？『ALWAYS　続・三丁目の夕日』から、家族像を考えていきたい。</P><P>　この作品は、1月10日に同じ劇場で観た。観客の大半は、年輩の方達であった。映画の舞台は昭和３４年の東京の下町、夕日町三丁目で、芥川賞に挑戦することにした作家・茶川さんと鈴木オートを営む鈴木家とご近所の人たちの生活を描いた作品である。</P><P>　この作品で描かれている家族像は２つある。1つ目は、鈴木家に居候することになった親戚の美加ちゃんとの関係だ。お嬢様育ちの美加ちゃんは、最初は鈴木家での生活になじむことはできなかったが、温かく接してくれる鈴木家の人たちに次第に心を開いていくのである。親戚の子を大事にし、家族同然に暮らすことは最近ではあまり見られないことなのではないか、と思った。</P><P>　2つ目は、茶川さんと茶川さんと一緒に暮らしている淳之介くんと踊り子のヒロミさんとの関係である。芥川賞を目指す茶川さんを応援する淳之介くん、茶川さんを慕っていながらも踊り子の自分では相応しくないと思っているヒロミさん、淳之介くんと一緒に暮らせるように芥川賞に挑戦する茶川さん、彼らはお互いを思い、誰かのために頑張っている。私たちは彼らのように相手を思うことが少なくなってきているのではないだろうか。</P><P>　『マリと子犬の物語』と『ALWAYS　続・三丁目の夕日』は、私たちに足りないもの、また考えなければならないことを教えてくれる。『マリと子犬の物語』では、犬のマリが家族を守るために奮闘している。人間も家族を愛し、守ることができるはずである。『ALWAYS　続・三丁目の夕日』では、血のつながりはなくても家族は形成されうる、人にその思いさえあればおのずと家族ができあがってしまうのだ、ということを伝えてくれる。どんな世の中でも人には、家族を含め、周りの人たちを愛することができるものである。それをもう1度、思い出してほしいものだ。</P><P>　<HR></P><P><CENTER><A HREF="../50english/takagi50e.html">English<BR></A><A HREF="../50english/topic50">Topics<BR></A><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>