観光・アテンドの場合

「クライアントが観光・イベントの通訳者に望んでいると思われる通訳者は?(複)」
に対する回答のうち多かった順に挙げてみる。まず、
「気が利く」「明るい」「感じがいい」、すなわち、
「お客様の要望を快くできるだけ正確に把握でき対応でき、
明るい雰囲気つくりができる人」である。

観光の場合、「通訳者そのものに観光につての知識がある」、
「事故処理ができる」、「場所の由来や伝説などを話す事が出来る人」、
「買い物の場所やお客の知りたい情報を持っている人」、「よい雰囲気づくり」と続く。

「日本人クライアントは何を基準に通訳者を評価すると思いますか?(複)」
という設問に対して、「エピソード、知識と日本語の力」、
「いかに細かいことまで知っているか」など、「クライアントも知らないような詳細な知識を、
クライアントのお客様である外国人に披露できること」、更に、
「どのようなリクエストにも対応できる」「融通性やサービス精神があること」も
クライアントに評価されると感じている通訳者が多い。

少数意見としては、・お客様からの「クレームの有無」が
評価の基準と感じているアテンド・観光特有の回答もあった。
一方、通訳者側が評価してほしい要素としても、
「知識の豊富さや気配り」や、「トラブル処理能力」と「リーダーシップ」、
そして「英語力」と「ユーモア」という回答も複数あげられたが、
二つの視点はほぼ一致している。