<!--This file created 05.1.27 6:36 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>yamada40j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2">地震に対する対策とその現状</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT><FONT SIZE="+1">3年　山田　裕介</FONT></P><P>　</P><P>　10月23日に起こった新潟中越地震は新潟県の各地域で多大な被害を及ぼした。地震発生から2週間で死者は40人に及び、避難生活を強いられている人々は最大時で10万3千人以上にものぼった。今回の地震の大きな特徴は2つ挙げられる。1つは続く余震によって地震が長期化していること。そしてもう1つは被災者たちの間接的な原因による死亡者数である。この2つはこれまでの地震にはあまり見られなかったものであり、そのため政府も民間も十分な対応が取れず、更に被害を大きくしているような状況であった。今回のような地震は新潟県の人達にとって初めての経験であったが、頑張って良く対応した。しかしもう一度今回の地震について振り返ってみたい。</P><P>被災者たちの間接的な死亡理由の1つとして問題となっているのが「エコノミークラス症候群」である。今回の死亡者数のうち約半数もの人がこの症状で亡くなっている。それ以外にも多数の高齢者などがショック死（疲労死も含まれる）で亡くなっている。なぜこれほどの人が地震とは直接関係のないように思われる原因によって亡くなったのであろうか。</P><P>　これらの人々は主に自家用車内で寝泊りしていた人達である。このような非難している人の乗る車は調査対象となったものだけでも150台を超え、実情ではさらにこれを上回る数の車が存在するのではないかと思われる。なぜ自分の家の中で過ごさないのかという理由は、「家の中が散乱している」、「余震が怖い」というものが半数を占めている。その他の理由では、「家屋が倒壊している」や「車の中のほうが情報を収集しやすい」というものもあった。さらに今回のように大規模な余震が長びくと、当然家の中で寝泊りすることには、家屋が倒壊する危険もあったのだ。また避難所で過ごさない理由としては「避難所での他人とのプライバシーのない生活が苦である」というものが挙がった。また今回各役所からの連絡が全くなく、人々は混乱し団体行動をとれなかったりしているが、こういうときほどお互いの団結、協力が大切になってくるのである。</P><P>　今回避難している人への対応は長くても1週間程度の状況では立派に機能していたであろう。しかし今回の状況は違っていた。この点をふまえて政府側、自治体側の今回の対応についても見てみたい。先ほどの「エコノミークラス症候群」、これは住民側だけの問題ではない。震災後これによって亡くなった人達の周りには、全くこのような病気で亡くなると思っていなかった人がたくさんいる。この症状は水分補給の不足や疲労の蓄積などによって誘発される可能性が大きくなるのだが、このことを知らずに仮設トイレ不足のため水分を極力採らないようにしていた人が実際にこれによって亡くなっているのだ。この対策として政府が仮設トイレの増設に乗り出したのは震災後1週間もたってからであった。そして小泉首相の被災地訪視察に関してだが、もちろん単なる視察ではなく、現地の実情をはっきりと見て確認してもらうことは重要である。そして日本のトップである首相の視察は、窮地に追い込まれた現地の人々に活気を与えるものでもある。そのため、すばやくそして明確な目的を持った視察をすることが必要であろう。</P><P>　ライフラインの復旧も深刻で、震災後1週間後も水道は約2万3千戸で断水、ガスは遅いところでも2週間後には復旧する見通しである。ライフラインの復旧は震災後の最重要課題であるのだがこのような遅れが生じた。今回は今までの地震と違い、大きな余震が長く続いているという特異点があり、このような地震に対する知識や情報が十分でなかったため、政府はしっかりとした対策が取れなかった。そのため、今回のことを次に生かしていかなければならない。</P><P>　私達の住んでいるこの日本は世界でも有数の地震大国であり、過去にいくつもの被害を受けてきている。私達や地方自治体、他の都道府県そして政府はこのことをしっかりと考え、今回の地震から足りなかったものを学び、そして対策を取っていかなければならない。</P><P>　地震発生から2週間と少しが経ち、各方面の努力もあってか、ようやく政府の対応も追いついてきた。災害当初はショック死や政府の支援物資の配給や、情報提供など様々な問題はあったものの、今やそれも収まり被災地は落ち着きを次第に取り戻してきている。しかし今後は天然ダムの対処、冬に向けての降雪についての対処、避難施設への入居、被災者の生活再建支援、被災者の心身外傷後ストレス障害への対応など新しい問題は山積みであり、まだまだ被災者達には気の抜けないところであろう。</P><P>　地震の恐ろしさはいつどこで起こるか誰にも分からないことである。そのため、私達はついその地震の恐怖を忘れがちであることに注意しながら、今回以上の地震にも対応ができるように、地域社会との団結力を強め、食糧や水など、そして地震に備えた家の改修などの磐石の準備をしておくことが必要なのである。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../40english/topics40">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>