タリン

 Tallinn

エストニアの首都、タリン。ソ連崩壊を目前に控えた1990年に独立宣言をしたが、翌91年には軍事介入を受けた。ソ連軍の侵攻を阻止するため、山の上にあるタリン城へ通じる道はバリケードでふさがれた。

 

第二次世界大戦中、ナチスドイツに占領されていたために、ソ連軍から空襲を受けた。そんなこともあって、反ソ感情は根強く、バルト三国の中でも最初に人民戦線が結成された。

 

タリン港からバルト海の対岸はフィンランドだ。

 

1991年の1月にはソ連軍が軍事侵攻し、12月にはそのソ連自体が解体した。タリンを訪れた5月は、真空地帯のような静寂が町を包んでいた。

 

民族的にはフィンランドに近いが、中世ドイツの影響も色濃い。

 

リガの「三兄弟」に対抗したタリンの「三姉妹」。

 

タリンの中心トーンペア城。城の塔には愛称がついていて、エストニア国旗が掲げられているのが「のっぽのヘルマン」。

こちらは「ふとっちょのマルガリータ」。

 

つづく