<!--This file created 98.12.16 15:21 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>soeno-j-22</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><FONT SIZE="+2"COLOR="#AF0000">クリントンのモラルとアメリカのモラル</FONT></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>3年　添野佐都子</P><P>　世界中でクリントン大統領の不倫もみ消し疑惑がずいぶん長い間、取りざたされている。この問題に関する連邦大陪審の証言ビデオや捜査報告書が公開され、大統領の私生活が全世界に暴露された。これを受けてアメリカ国内では大統領の倫理的な資質を、そして世界はその大袈裟な騒動に疑問を持ち始めている。</P><P>　クリントン大統領はホワイトハウスで元実習生と不倫関係にあったという。今や不倫は何処にでもある話だ。確かに不倫は良くないことかもしれないが、あくまで個人的な問題である。だが人々はホワイトハウス内での出来事という事実を利用して、この問題を広げ、誇張し、暴露した。検察官側は不倫について起訴しようとし、偽証疑惑をあげて追い込んでいる。この騒動には、クリントン大統領に対する政治的な陰謀があるとまでいわれている。そして今彼は弾劾の重大な危機に立たされている。アメリカでは過去に弾劾事件があり、その時は盗聴事件関与の罪でニクソン大統領が勧告を受け、辞任した。だが今回は弾劾されるにはあまりにも個人的な問題ではないか。</P><P>　アメリカメディアに反して世界は、この騒動は行き過ぎであると考えている。ヨーロッパではこのような暴露自体が無意味だ、プライバシーがある、と大統領に対して同情的な見方をしている。日本でも不倫という事実の明白さにもかかわらず、徹底した情報公開に批判的な意見が強まってきている。これがアメリカのやり方だというのなら理解できる。だがこれが「人権保護」や「プライバシー」で有名なアメリカのやり方だとすると、あまり筋が通らないだろう。</P><P>　今回の事件でアメリカの教育において問題が生じた。子どもたちにとって大統領はカリスマ的な存在であると考えているアメリカ人の教育施設では、この問題が避けて通ることのできないものだからだ。それが今子どもたちはこのようなモラルの低下をどうやって受け入れるのだろうか。大人たちはこの出来事と彼の政治的能力を分けて考えられるかもしれない。しかし子どもたちの間では大統領の名声が大きな疑惑に伏せられているのではないか。自国のトップに立つ人間にモラルの高さが必要なのはもちろんだ。だが大統領崇拝の伝説を今、クリントン自身が崩してしまった。</P><P>　現時点ではまだ弾劾や辞職の決定は出されていない。だが世界中がこの出来事に関心を見せている以上、大国としての大きな責任を持つアメリカの名誉を保つためにも、世界が納得する結論を出さなければならない。これは大国の模範としてアメリカが存在し続けるために、非常に重要なことである。</P><P><CENTER><HR><B><FONT SIZE="+1">Russian</FONT></B></CENTER></P><P><CENTER><B><FONTSIZE="+1"><A HREF="../22english/22topics.html">Topics</A></FONT></B></CENTER></P><P><CENTER><B><FONTSIZE="+1"><A HREF="../index.html">Index</A></FONT></B></CENTER></P></BODY></HTML>