<!--This file created 99.8.6 15:32 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>hori-j-23</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><FONT SIZE="+1" COLOR="#0000AF">癒しと祈りの場<BR></FONT><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#0000AF">〜チェルノブイリへのかけはし〜</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　堀真弓</P><P>　今日、地球生態系の破壊についての議論がさかんである。多くの人々が「自然を守れ！」と訴えている。それはそれで価値のあることだ。ただ、その際に問題にされる「自然」とは、森であり、海であり、オゾン層である。私たちのからだは「自然」ではないのか？</P><P>　たしかに、人間の作る「人工物」は「自然」の対極に位置づけられるものだが、その主体である人間のからだは、まさに「自然」であるはずだ。その視点が、ほとんど見落とされている。いい悪いではなく、そういった発想も必要かもしれないということだ。</P><P>　1986年４月２６日という日付をご記憶だろうか。旧ソ連時代、ウクライナのチェルノブイリ市で原発事故が起きた日である。原発から漏れだした放射能は、今なお多くの人々のからだを蝕んでいる。そしてベラルーシもまた、チェルノブイリ同様、癒しきれない傷跡をひきずっている。</P><P>　ベラルーシは、面積に関していえば、最も大きな被害をその国土に受けた国である。汚染地の住民のほとんどが自給自足で生活する農村部の人々だ。住民たちは経済的な理由で移住もできず、汚染された土地で生き続けている。そんななか、未来を担うべき子どもたちは、白血病や小児ガンなどの病気で苦しんだり、普通に暮らしてはいるが慢性の放射能障害をかかえている。</P><P>　前号で紹介した、札幌の里親保養団体「チェルノブイリへのかけはし」では、そんな子どもたちを毎年ベラルーシから招いている。「チェルノブイリへのかけはし」は、1992年、ベラルーシと札幌を結ぶ本当の意味での「かけはし」としてはじまり、ホームステイを行うためのネットワークを管理するようになった。子供は日本の里親の元で、ごく普通の生活を送る。子供の体力回復がこの里親運動の目的である。</P><P>　団体の代表者の一人である軽部美奈子さんは、「この原発事故は、現地の人同様、私たちみんなの生活や考え方、特に子どもたちに対する考え方を変えました。もしもこの事故がなかったら、こうしたボランティアはやっていなかっただろうし、私は、私の家族も含め、まったく違った人生を送っていたでしょう。日本に到着して間もない頃の子どもたちは、本当に青い顔をしていて、元気がありません。それが１カ月の滞在で心も体も成長し、明るい笑顔で祖国へ帰っていきます。別れは寂しいですが、元気になった子どもたちを無事に親元へ帰せることはなにより嬉しいことです。しかし、一時的には回復した子どもたちも、汚染地に戻ると、再び不調になったり、入院してしまう子さえいるのです。それを聞くと、どうしても無力感を覚えずにはいられません。」と語る。軽部さんは時間さえあれば「かけはし」のことを考えているという。</P><P>　また、一番大変なことは何かとたずねると、「資金づくりと人集め」という即答だった。「かけはし」はすべての経営をカンパやバザーなどの売り上げでまかなっており、汚染地の現状を訴えながら、常に支援や協力を求めている。</P><P>　現在、こうした団体は日本の各地に見られ、地道にそれぞれの活動を続けている。広島や長崎の原爆により、放射能の恐ろしさを深く心に刻まれた日本人にとって、この事態の重要性を理解するのは難しいことではなかった。子供の幸せを願う父母の想いに国境はない。</P><P>　チェルノブイリ原発事故以後、世界各国は一様に原発推進政策からの後退をはじめた。しかし、日本政府は依然として推進政策をとったままだ。先の兵庫県南部地震によって日本の技術神話が崩れ去った今、爆弾をかかえた日本が安全である保障はどこにもないのである。</P><P>　我々はもっとこのことに目を向け、同じ過ちを二度と繰り返さないための努力をしなければならない。</P><P>　</P><P>　「チェルノブイリへのかけはし」では里親や子供の生活をサポートしてくれるボランティアを募集しています。申し込み、問い合わせは下記まで。</P><P>tel/fax (011)616-7669</P><P>home page http://www.asahi-net.or.jp/~zi2s-nr/</P><P>e-mail zi2s-nr@asahi-net.or.jp</P><P><CENTER><HR><A HREF="../23english/23topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>