<!--This file created 99.8.8 14:23 by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>koki-j-24</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=757 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#EBEBEB"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#AF0000">　「障害」を「特徴」と言える意志</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>1年　渡部弘毅</P><P>　乙武洋匡さんは１９７６年、東京都に生まれた。彼は先天性四肢切断という病気にかかり、手足のない姿で生まれた。彼は手足のない不自由な体にもかかわらず、健常者以上に楽しく人生を歩んでいる。</P><P>　障害者と接する機会の少ない私達は、障害者の人々は養護学校に通い、健常者とは違った教育を受けると考える。しかし彼は、普通の小学校、中学校、高校、大学に通い、健常者と同じ教育を受けてきた。</P><P>　このことは彼の周りの人々の協力もさることながら、彼の明るく前向きな性格によるものではないだろうか。彼の性格を反映するものとしてこんなエピソードがある。彼が小学生の時、クラスメートの女の子と言い争いになった時、彼は「僕には誰にも負けないことがある。それは手足がないことだよ。」と言った。障害者が言うセリフだとはとても考えられないが、彼は子供の頃から手足がないことは、「障害」ではなく「特徴」だと考えていたようだ。つまり彼は自分自身を障害者だということをあまり自覚していなかったのだ。</P><P>　彼がこのような考えを持てたのは、両親の影響があることが考えられる。彼は本の中で、「父と母は障害者を障害者とも思っていない。でもそれが良かったのだ。」と述べている。彼の両親のような考え方ができる人がたくさんいれば、障害者に対して、もっと開けた社会ができるだろう。</P><P>　そして彼は早稲田大学政経学部に入学した後、「早稲田いのちのまちづくり実行委員会」という会に出会う。そしてこの出会いによって彼の人生は大きな転機をむかえる。その後、彼は障害者である彼にしかできないことを、次々にやっている。早稲田で開催された第二回「エコ・サマー・フェスティバル・イン・早稲田」のオープニングセレモニーで障害者の観点から大学のバリアフリー化を求めたこと。彼のこの試みによって、障害者に配慮がなされたバリアフリー校舎が１９９８年の春に完成した。さらに彼自身の体験談やバリアフリー社会について、去年一年で、六十回もの講演を日本全国で行った。</P><P>　本の帯に「感動は求めません。ただ参考にしてほしいのです。」とある。彼のこの言葉は、障害者を、普通の人と同じように扱えばいいのだ、ということを如実に表している言葉だと思う。</P><P>　このような重度の障害をかかえながら、「障害」を「特徴」と言える意志を持っている彼を、私は尊敬する。彼は私にはとても考えられない苦労をたくさんしてきたであろう。彼の書いたこの「五体不満足」という本は、これからの私の人生において、大きな支えとなるにちがいない。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../24english/koki-e-24.html">English</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../24english/24topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>