<!--This file created 00.7.8 5:35 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>Imagawa26j3</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#AF0000">苫小牧ロシア語弁論コンクール</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>1年　今川路恵</P><P>　11月20日土曜日に北海道の苫小牧市で日本ユーラシア協会北海道連合会、第31回ロシア語弁論大会が行われました。A部門で札幌大学から山形暁央さんが1位になりました。以下は彼のその時の弁論文です。</P><P>　</P><P><CENTER><B><FONTSIZE="+2">荷馬車はもう動かす時期にきている</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>山形暁央</P><P>　ある日、白鳥とザリガニとカワカマスという魚が荷馬車を運びに現れた。そして、それぞれがそれぞれに、その荷馬車に自分をくくりつけた。そして懸命に荷馬車を引きずろうとしたが、荷馬車はさっぱり進まない。荷馬車を運ぶのは彼らにとって簡単に思われた。でも、白鳥は空へ持っていこうとするし、ザリガニは後ろに持っていこうとするし、カワカマスは水のある方へ持っていこうとしている。もちろん荷馬車はいっこうに進まない。彼らのうち誰が悪いのか、そして誰が正しいのか、我々にはわからない。ただ積荷は今</P><P>動かずにそこにある。</P><P>　私はこの寓話を読んだとき、すぐに今日の日露関係が頭をよぎった。ロシアは地理的には日本に最も近い国であるが、歴史的に見るとあまり親しい関係にあったとはいえない。戦後50年以上もたった今日でも、日本とロシアの間には領土問題やまだ結ばれていない平和条約などの解決しなければならない重大な問題が未だに残っている。そしてそういう状態で日露関係は21世紀を迎えようとしている。嗚呼、荷馬車は今も動かずにそこにある。しかし、このことは政治家の良心に託そう。未解決問題というこの荷馬車を動かす大きな可能性を持っているのは私達です。そう、これからの良い21世紀の日露関係を作ろうという強い共通の希望を持っている日本とロシアの私達なのです。</P><P>　私達の生活様式においては、多くの異なる点がありますけれども、沢山の共通点もあるのもまた事実です。第一に私達は共通の海を有します。それは母のように私達を慈しみ、愛撫し、そして時には容赦無く叱る。</P><P>　そういう共通の母を持っていて、どうして片方の兄弟がもう片方の兄弟の不幸を安心して見ているだけで、助けに行かないなんてことができるのしょうか。ましてや地震などのためにいくつもの苦しい目をみてきた日本人がサハリンの災害に第一に援助の手を差し伸べないでいるなんてことができるでしょうか。もちろんできるはずがありません。東海村の原子力センターで事故が起きた時、どこの原子力学者がまず日本に援助を差し伸べたか。もちろんロシアの原子力学者です。</P><P>　嬉しいことに、私達ロシアと日本の民間人の持つ力のおかげで徐々に私達の関係は親密なものになってきています。今日、日本人の学生や、観光者やビジネスマンの大きな流れは絶えることなくロシアへ注いでいます。そして最近はますます多くのロシア人が日本にやってきています。日本史や日本文化や日本語などへの興味はロシアでは大きい。私は自分の経験でこのことをよく知っています。今ロシアは大変な時期です。だからこそ私はロシア人に次のことをエールとして贈りたい。「落ち込まないで！もっと楽観的になってみてください！日本の歴史に目を向けてみると分かるとおり、私達の国にだってとても難しい時代がありました。でも将来を信じ、良い将来を築くためにみんなでがんばればあらゆる困難も乗り越えることができるのです。</P><P>　私はこれからロシアにおいて全てが正常化されて、がっちりした法律と秩序が形成されて、偉大なロシアの将来が素晴らしいものになると心から信じたいです。日本の経験、そしてその日本との友好はロシアが立ち直るのに何らかの形で役立つはずです。なぜなら私達ロシアと日本は共通の母を持つ兄弟なのだから。</P><P>　ところで皆さん、父は私に暁央という名を授けました。暁は日の出を意味します。央は中心です。21世紀が私の世紀に、つまり日の出の世紀に、友好や相互理解の暁の世紀になることを願ってやみません。その暁の中心になるのがねむろという街になることを願っています。なぜなら根室の住民がまず最初に新しい世紀を、そして新しい1000年を迎えるのですから。その上、あなたが今注目して聞いている暁央は2000年に根室に住み、そしてそこで働く意志を燃やしているのですから。</P><P>　どんな思いがけない贈り物を21世紀という時代は私達のもとにもたらしてくれるのでしょうか。新しい世紀というのはどんなものになるのでしょうか。世界の調和の世紀でしょうか、はたまた争いや反目の世紀になるのでしょうか。やがてやってくる新しい世紀が日露間の友好と協定の暁の世紀になるようにみんなで築き上げましょう。そしてそのことが、地球という惑星の中にある全世界の平和樹立の貴重な一歩となるのです。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../26english/26topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P><P><CENTER>　</CENTER></P></BODY></HTML>