<!--This file created 01.4.24 2:10 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kaneko28j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER>　　　　　　　　　　　<B><FONT SIZE="+2"COLOR="#6876E7">捕鯨の現状　</FONT></B>　　　　　　　　</CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１年　　金子純子　　</P><P>　９〜１０世紀に、ヨーロッパ沿岸で捕鯨が開始されてから約１０００年が過ぎた。現在捕鯨業界では過去の乱獲を反省しさまざまな規制がなされている。特に大型の鯨は集中的に捕獲され資源数が激減したため、現在でも南氷洋のザトウ鯨、シロナガス鯨、ナガス鯨、イワシ鯨が捕獲禁止となっている。１９４８年にはIWC（国際捕鯨委員会）が設立された。現在IWCに加盟している３９カ国中、捕鯨再開を強く主張しているのは日本、ノルウェーなど少数である。伝統的な捕鯨国であるアイスランドも捕鯨再開を希望していたが１９９２年のIWC脱退後は、捕鯨を再開していない。中立国として中国、韓国、セントルシア、セントヴィンセント、ドミニカなどがあり、その他の約３０カ国は反捕鯨国だ。１９８２年にIWCで商業捕鯨一時停止が採択されて以来捕鯨禁止の動きはますます強まっているが、日本をはじめとする一部の国や地域では次のように何らかの理由で現在も捕鯨を行っている。</P><P>　現在行われている捕鯨は４つに分けられる。一つは原住民保存捕鯨である。米国やロシアなどの５つの地域では原住民保存のために捕鯨が認められているのだ。年平均２００頭以下の鯨が捕獲されている。二つめはノルウェーによる商業捕鯨である。ノルウェーはIWCで認められている異議申し立てによる商業捕鯨を行っており、北大西洋のミンク鯨を年間５００〜６００頭捕獲している。三つめは、IWC非加盟国による捕鯨である。フィリピン、インドネシア、カナダの一部住民によって年間約５０頭捕獲されている。</P><P>　そして四つめは、日本の調査捕鯨である。IWC設立のきっかけとなった国際捕鯨取締条約は１９４６年に締結され、その第８条には『科学的研究のために鯨を捕獲し、殺し、及び処理することを認可する』という内容が記されている。日本はこの条項に基づいて調査捕鯨を行っているのだ。水産庁遠洋課の資料によると、日本はIWCの認可を受け１９８７年に調査捕鯨を開始した。２０００年に行われた調査は北西太平洋での捕獲調査、小笠原諸島での非致死的調査、南大平洋での目視調査、南氷洋での捕獲調査である。これらの調査はミンク鯨、ニタリ鯨、マッコウ鯨、シロナガス鯨を対象にしており、２０００年の捕獲調査では合計約５００頭捕獲した。これらの調査はミンク鯨の生息数やシロナガス鯨の生態、各海域の生態系を明らかにするなど、IWC科学委員会での研究に貢献している。</P><P>　一方で、日本は反捕鯨国から「日本は調査という名目で大量の鯨を捕獲している」「日本人は、高度な知能を持った可愛い鯨を食べる野蛮な民族だ」等といった批判を受けている。２０００年に開かれた第５２回IWC年次会合においても、日本の捕獲調査は科学委員会で高い評価を受けたものの、その後行われた本会議では調査自粛を求める決議が採択された。これに対して日本は「この決議は条約第８条に基づく締約国の調査実施の権利を侵害するものであり、かつ科学委員会の意見を無視している」として強く反対した。しかし、反捕鯨派であるグリーンピースなどの非政府団体の間では捕鯨反対の熱が高まっている。</P><P>　日本は海に囲まれているため人々は古くから漁業中心の生活を営んできた。また日本には捕鯨によって盛えた町や村が多数ある。このような点から考えると、鯨を食べることは日本文化の一つと言えるだろう。確かに、少数の鯨を捕獲する古式捕鯨から、多くの鯨を捕獲する近代捕鯨へと変わったことによる乱獲という事実もあったが、現在は日本も鯨の保護に協力している。世界の人々が「日本の調査捕鯨は名ばかりだ」という認識を持ってしまうのはとても残念なことである。筆者にも５００頭という鯨の捕獲が本当に調査に必要かどうか不明である。しかしもし本当に必要なら世界の人々にこの調査捕鯨の必要性を明確に知らせ、訴えなければならない。いずれにしても国際社会に否定されない形で日本古来の文化が継承されることを期待したい。</P><P><CENTER><FONT COLOR="#000000"><HR></FONT><FONTCOLOR="#000000"><A HREF="../28english/kaneko28e.html">English</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#000000"><A HREF="../28english/28topics">topics</A></FONT></CENTER></P><P><CENTER><FONTCOLOR="#000000"><A HREF="../index.html">index</A></FONT></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>