<!--This file created 02.1.16 4:10 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kosai29j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=613 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#DA456B">外国人の入浴拒否について</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>１年　小斎希美</P><P>「外国人の入浴お断り」異国の地であなたがこの貼り紙を見たらどう感じるだろうか。</P><P>これは、小樽市内の一部の入浴施設で実際に行われた話である。浴室での飲酒、浴槽で泳ぐ、大声を出すなど、ロシア人船員たちによる入浴マナーの悪さが原因で、日本人客が減少したことに、大型施設や銭湯の一部が打ち出した方針だった。ロシア人だけの入場禁止では、「露骨な差別」になると、外国人全体を拒否することになったのだが、こうした対応に批判の声が高まっている。</P><P>日本国籍を取得し、日本人になった米国出身の大学講師有道出人さんらは、入浴施設の経営会社に対し、損害賠償を求める訴訟をおこした。在日外国人らの反発にあい、外国人の入浴を拒否していた小樽市の入浴施設は（１）日本に一年以上滞在（２）入浴マナーや日本語を理解できる（３）他の利用者に迷惑を掛けない、などの条件付きではあるが、外国人の入浴を認めた。しかし、有道出人さんは、外国人の受けたダメージは消えないと提訴方針を変えない意向だ。</P><P>確かに、ロシア人船員たちの入浴態度は決して誉められるものではないだろう。その行為によって、日本人客が減少し、店が減収の憂き目にあったのは事実である。だがその一方で、ロシア文化としての大衆浴場とは、人々が浴室で酒を酌み交わし、楽しく話しをする、それがマナーであり、習慣なのだ。日本人は、特に小樽市の入浴施設経営者は、このことを知っておかなければならないはずだ。また日本でも、温泉では湯につかりながら日本酒を飲むところもあるではないか。</P><P>いくら店を守るための予防策であったにしても、外国人全体を拒否するという行動がはたして許されるものなのだろうか。ロシア人が浴室で騒ぎ迷惑だから入場禁止にする。ついでに他の外国人も禁止という全てをひとまとめにしてしまう排除の仕方は、日本人の国際的意識の低さを世間に示したにすぎないだろう。ましてや、今回の浴室で騒ぐ船員というのもごく一部であり、トラブルを起こした人達だけを排除するのが、最も良い解決法だったのではないだろうか。</P><P>人種・民族・皮膚の色と違うものはいろいろあるが、今回の場合、習慣・文化の違いが大きく影響しているように思える。外国からの旅行者の数も、在日外国人の数も、日本国籍を取得する外国人の数も増えていく現在、日本人専用の看板を掲げているようでは、他国との信頼関係など深まるはずがない。国際化の波が広がり続けていくこれから先、互いの文化を理解し、認めあっていくことが大切になっていくのではないだろうか。</P><P>一刻も早く、異なる文化という大きな壁をこえた「裸の付き合い」が成立してほしいものである。</P><P><CENTER>　<HR><A HREF="../29english/29topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P></BODY></HTML>