<!--This file created 02.1.16 4:09 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>watanabe29j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=42 BOTTOM=675 LEFT=4 RIGHT=781></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#00AF00">北海道を愛する英国人</FONT></B></CENTER></P><P><CENTER><B><FONT SIZE="+2"COLOR="#00AF00">〜ウィリアム・ジョーンズ先生インタビュー〜</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　渡辺弘毅</P><P>ウィリアム・ジョーンズ先生は昨年４月に札幌大学に赴任した。彼の受け持っている授業は英文作法、英米文学特講、英米文学研究Ｃである。彼の授業は全て英語で進められ、学生にとって、非常によい経験となっている。私自身、英文作法を受けたが、授業は英文の要約、ネイティブの視点からの英作が中心である。また、毎週のように宿題があり、学生が提出した宿題は丁寧に添削されて返ってくる。彼の英国紳士風の雰囲気は学生をなごませ、同時に知的好奇心を高めてくれる。学生は大いに興味を持っているので、彼の人生、日本に来たきっかけ、札幌大学、北海道の印象などをインタビューした。</P><P>ウィリアム・ジョーンズ先生はイングランドとウェールズの国境近くのヘレフォードに生まれた。１９５０年代初期のケンブリッジ大学在学中はシェイクスピアに興味を持ち、英文学を専攻、卒業後はイギリスの私立中等学校（パブリックスクール）の教師になった。そのことについて彼は「もともとビジネスマンになる気はありませんでした。本の話をするのは好きだったし学校の雰囲気が好きだったからです。私はもともと内気なんですが、教えているとそんな自分を忘れることができるんです。ステージに立つときだけリラックスできる俳優のようなものですね」と話してくれた。</P><P>イギリスで２０年英文学を教えた後、彼はエジンバラ大学の大学院に進学した。エジンバラ大学では応用言語学を専攻し、他国での教師をめざした。外国での教師をめざした理由について「奇妙なことに自分でもよくわかりません。私は旅行好きでもないのにそのことは突然頭に浮かびました。そして結局は日本に住んでしまっている」と複雑な表情で言った。しかし「そのことに後悔したことは一度もありません。今の自分には十分に満足しています」と笑顔でつけ加えてくれた。</P><P>エジンバラ大学在学中に、彼は３人の日本人留学生と知り合い、日本に強い興味を持った。ちょうどその時、日本の文部省は国立大学の教師をさがしていた。友人の強いすすめもあり、ジョーンズ先生は北海道大学の教授に就任した。北海道大学で１５年半教えた後、北海学園大学で５年間教鞭を執った。両校では英作における英文の強調部分に焦点をおいた英語言語学を教え、また、彼は特に薬学、法律、科学について北海道大学の教授が書いた論文の添削していた。彼は文学研究を通しての英語言語学を生徒に紹介するのが好きだった。そしてまだ北海道大学の大学院でシェイクスピアの講義をしている。彼が定年退職をむかえたとき、北海道大学の名誉教授となった。</P><P>札幌大学の印象を聞いてみると、「札大はとても開放的ですね。都心の大学は閉鎖的で大学の内側に目を向けがちだけど、札大は立地条件がすばらしく、物理的にも精神的にも外側に目を向けています。それに札大では好きな文学を教えることができてとてもうれしいです」そして、「札大に来てからは血圧が下がってストレスも感じなくなりました」と冗談まじりにつけ加えてくれた。学生については「大部分の生徒は未熟です。生徒たちが何をしたいのか私にはわかりません。もっと私に話しかけ、そして私の研究室に来て欲しいですね」と注文をつけた。</P><P>北海道に関しては「北海道はとても居心地がいいですね。それは社会と文化と自然が調和しているから。私は自然が好きだから月寒公園や真駒内公園によく散歩にいきます。公園ではときどき木に話しかけます。もちろん木には私の英語は通じませんが一種の親近感を感じます」</P><P>ジョーンズ先生は、昨年１２月の第１１回札幌大学国際文化フォーラムにおいて、「エジンバラで私が住んでいた近くにすばらしい植物園があり、毎日散歩に行きました。そこには日本原産の木がたくさんありました。日本の木が英国の地に根づくことができるのだから、私も日本に根づくことができるはずだと思いました」と語り、続けて「私が死んだら骨は函館の外人墓地に埋めてほしいです。私は今まで国と国との境目で生きてきたので、日本と他国をつなぐ海路の入り口である函館で眠りたいのです。また、北海道には多くの友人と運命のおかげで来ることができ、同時に根をはることができました。友人たちにはとても感謝しています」と語った。その時のジョーンズ先生の口調はとても静かで気負った様子は全くなかった。</P><P>ジョーンズ先生の人生の転機には常に友人の姿がある。彼の気取らない紳士的な態度が人々を引きつけるのだろう。そして、彼は国籍は違っても道産子以上に北海道を愛している。インタビューの最中でも私の下手な英語に嫌な顔ひとつせず丁寧に質問に答えてくれた。みなさんには進んでジョーンズ先生の研究室を訪れることをおすすめしたい。英会話の勉強はもちろん、イギリス文化も学ぶことができるだろう。最後にインタビューに答えて下さったジョーンズ先生、ありがとうございました。<HR>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</P><P><CENTER><A HREF="../29english/watanabe29e.html">English</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../29english/29topics.html">Topics</A></CENTER></P><P><CENTER><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>