<!--This file created 02.1.16 3:53 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kamio30j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#11E414">「小１プロブレム」……札幌のある小学校では……</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>１年 神尾　美奈子</P><P>　１９９５年以降、テレビや新聞で、「学級崩壊」という言葉を時々見かけるようになった。そこで、今回インターネットで調べてみたところ、これは日本各地の小学校で起こっている問題であるということがわかった。今では、その「学級崩壊」が低年齢化し、「小１プロブレム」という言葉さえ存在している。なぜこんな事が起きるのか？一般に言われているように教師の指導力不足や家庭での躾の問題なのだろうか？幼稚園や保育園での指導や、地域性も関係があるのだろうか？そこで、札幌ではどのような状況なのかを知るために、ある小学校の、主に１年生を中心とした授業参観をさせてもらった。それは、私も含めて３人で訪問し、教頭先生に案内してもらい、その後懇談をするという形で行われた。</P><P>　朝のホームルームでは、教室の中はざわざわとしていて、子どもたちが朝の挨拶をして席につくまでにずいぶんとかかった。１時間目は道徳の授業であったのだが、１つのクラスでは、立ち歩いて先生が注意しても聞かない子が２，３人おり、その子達につられて周りにもざわつきが見られた。だが、４５分間の授業が３分の１を過ぎた頃になってようやく聞く姿勢が見えてきて、授業はきちんと行われていたと思う。休み時間になると、活動的に動き回る子や甘えてくる子が多く、チャイムが鳴って先生がやって来ると教室に戻り始めた。２年生以上の授業ものぞいてみたのだが、特に問題はなく授業は正常に行われていた。今回の授業参観で感じたことは、１年生達の中には入学してから２ヶ月以上が経っているが、いまだに座って授業を受けることに慣れていない様子の子がいた、ということだ。また、１年生があとどのくらいで授業を始めからきちんと受けられるようになるのか、ということに興味を持った。</P><P>　次に教頭先生と懇談をした。話によると、この地域には大きな幼稚園が２つあり、一方は小学校先取り教育をしている、もう一方は子ども達に好きなことをさせる自由な教育に力を注いでいるそうだ。この小学校の１年生の大半は、そんな異なる指導を受けてきた子ども達の集まりである。最初から席に着いて授業を受けることが出来る子と、いわゆる「座って授業を受けることに慣れていない子」がいるのは、そういった「幼稚園の指導の違い」も原因の１つなのかもしれない。</P><P>　この小学校では１年生の授業への１つの対処法として、教員同士が協力しあって体育や音楽の授業を組ごとに違う学年と合同で行い（チームティーチング）、定期的に学年経営決定案会議を開き、互いのクラスの目標や方針を話し合っているそうだ。また、職員室の中は、教員同士が休み時間になると気軽にクラスの出来事や悩みを話し合えるような雰囲気で、児童の立場に立って考えられるベテラン教員もいた。児童の親達も比較的協力的であるという。これだけの協力と対策があるのはすばらしいことだ。</P><P>　まだ幼児性の抜けきれていない子が多いことには驚いたのだが、授業に慣れてくるとともに、改善されてくることであろう。少なくともこの小学校では「小１プロブレム」は起こっていなかったし、「学級崩壊」についても、問題はなかった。</P><P>　幸いなことに札幌の小学校での学級崩壊の報告はない。この小学校のような前進的な教育がもっと広がって、学校が家庭や地域社会と協力し合い、いつか「小１プロブレム」や「学級崩壊」などという言葉がなくなる時が来て欲しい。</P><P><CENTER><HR><A HREF="../30english/kamio30e.html">English</A><BR><A HREF="../30english/30topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　　</P></BODY></HTML>