<!--This file created 02.1.16 3:53 PM by Claris Home Page version 2.0J--><HTML><HEAD>   <TITLE>kaneko30j</TITLE>   <META NAME=GENERATOR CONTENT="Claris Home Page 2.0J">   <META HTTP-EQUIV="Content-Type" CONTENT="text/html;CHARSET=x-sjis">   <X-SAS-WINDOW TOP=43 BOTTOM=758 LEFT=4 RIGHT=534></HEAD><BODY BGCOLOR="#FFFFFF"><P><CENTER><B><FONT SIZE="+1"COLOR="#F99E15">カナダでの短期留学を終えて</FONT></B></CENTER></P><P ALIGN=RIGHT>２年　金子純子</P><P>　私は高校３年の秋から英会話学校に通っている。そこでは毎年１０名程度の生徒が選考され約１カ月間カナダやアメリカに短期留学することができる。その際必要となる往復の飛行機代や語学学校の授業料、ホームステイにかかる費用は全て英会話学校が負担している。私は幸運にもその１０名の一人として選ばれ、今年の春にカナダのバンクーバーで４週間ホームステイをしながらアスペクトという語学学校に通った。</P><P>　２月２４日、成田空港を出発し９時間ほどかけてバンクーバー国際空港に到着。よく晴れた日で機内からは街の様子が見えた。その風景がだんだん近づいてくるにつれ、初めて親元を離れること、まして外国でホームステイをすることなどへの不安が高まってきた。また一方で、「ホストファミリーと本当の家族のように暮らし楽しい時を過ごす」「４週間英語ばかりの生活になるのだから少しは英語力が上達するのではないか」といった期待もふくらんでいった。しかし実際の留学生活はこの時の想像とは違うものになった。</P><P>　私のホストファミリーはロジャーとスーザンというカップルで子供はいなかった。ロジャーは３０歳でCMや映画などを作る会社に勤めており、スーザンは３９歳でブリティッシュコロンビア大学に通う学生だった。二人はとても優しく親切だったが、仕事や学校の用事を抱え多忙な日々を送っていたので、私が想像していたような「家族の団欒」という雰囲気を味わうことはできなかった。三人揃って夕食を食べたのはほんの数回だったし、一緒に近くの海岸へ行ったこともあったがそれもたった一度だけだった。初めてのホームステイは期待していたものと違う結果になった。</P><P>　しかし私は彼らと生活したことがついていなかったとは思っていない。よくホームステイには当たりはずれがあると聞くが、私はいわゆる「はずれ」の場合が多いのではないかと思う。ホームステイ先の家族構成や生活リズムが必ずしも自分の思った通りとは限らないからだ。また逆にホストファミリーも私達と同じことを感じているかもしれない。不満を表に出さない日本人的な考えだと言われるかもしれないが、そのような経験をするほうが彼らを批判するより意味のあることだし、お互いのことをよく知り理解し合うことがとても大切なのだと思った。</P><P>　語学学校では、週５日、毎日文法と会話の授業を受けた。世界各国からたくさんの生徒が英語を学びに来ていたが、特に韓国人と日本人の割合が高かった。授業を通して彼らと友達になり、学校が終わると彼らと一緒に街へ出掛けたり食事に行ったりした。また課外活動にも参加し、スタンレーパークやクィーンエリザベスパークといった美しい公園に行ったり、フェリーに乗って日帰り旅行をしたこともあった。</P><P>　こうして楽しい日々を２週間ほど過ごした頃、私はふとあることが気にかかるようになった。バンクーバーに来る前より自分の英語は上達しているのだろうか、と。もちろんたった２週間で見違えるほど英語力が向上するはずはないが、何か自分の中でひっかかるものがあった。毎日英語の授業を受け友達との会話も英語、私の周りは英語だらけで、英語を学ぶには明らかに日本より良い環境だった。しかし語学学校の授業に慣れてくると、放課後は宿題以外に勉強はしなかったし、ホストファミリーと話をすることも少なくネイティブと会話をすることはあまりなかった。日本人以外の友達と英会話をするのももちろん良いことだが、どちらもネイティブではないのだからそれだけでは英語は上達しない。私は日本にいた時より良い環境であることに満足し、自分で努力することを怠っていたのだ。そんな自分をとても恥ずかしく思う。もしもっと積極的に勉強をしていたならこの留学生活をより充実したものにできただろう。</P><P>　また、言うまでもなく今回の留学で自分の英語力の未熟さを改めて知ることになった。バンク−バーに着いて間もないある日、独りで家まで帰ることになったのだがバスを乗り間違えてしまったことがある。終点に着き運転手に帰る方法を聞いても彼が早口で捲し立てるので何と言っているのかわからない。私が何度も同じことを聞くので彼は怒りだす始末。ともかくバスを降り通行人に帰り道を尋ねなんとか無事家に帰ることができたが、自分の英語力、特にリスニング力の低さを思い知らされた出来事だった。他にも授業中や友達との会話の中で語彙不足や話すスピードが遅いこと、文法の知識不足など自分の英語に欠けているさまざまな点に気付かされた。</P><P>　こうしてあっという間に過ぎていったバンクーバーでの４週間。ホストファミリーの優しさに触れ、語学学校で知り合った友人と課外活動などで楽しい思い出をつくったと同時に、自分の英語には何が欠けているのか、またこれから英語を学んでいくために大切なことなどを考える良い機会となった。これから先、英語圏の国に行くことは当分の間ないだろう。しかし、この留学で気付いたことを忘れずにこれからもっと英語の勉強に力を入れていきたい。　</P><P><CENTER><HR><A HREF="../30english/kaneko30e.html">English</A><BR><A HREF="../30english/30topics.html">Topics</A><BR><A HREF="../index.html">Index</A></CENTER></P><P>　</P></BODY></HTML>